現代社会に潜む、世論を操る<コメント部隊> その標的は、あなた自身—
国家情報院の世論操作事件を題材にしたチャン・ガンミョン氏の同名小説が原作となる本作は、『誠実な国のアリス』で韓国社会を赤裸々かつ愉快に風刺し、映画界の次世代監督として注目されたアン・グクジン監督が待望の9年ぶりの新作として、脚本も手掛けた渾身作。社会を動かす世論の中心はもはやマスコミではなく、SNSやオンラインコミュニティのようなサイバー空間といわれ、フェイクニュースが社会を混乱に陥れることもある今日。そんな我々の世論が形成されるサイバー空間を誰かが支配しているかもしれないという現代社会に潜む陰謀論、「世論操作」に強烈な疑念を提起する新たな犯罪スリラー映画がここに誕生した。
主演はドラマ「私の解放日誌」で大ブレイクし、『犯罪都市 THE ROUNDUP』などに出演する、今最も影響力のあるトップ俳優として名を馳せるソン・ソック。その他、優れた演技力で早くから映画界の新星として注目を浴びるキム・ソンチョル、キム・ドンフィ、ホン・ギョンら若手俳優たちとの豪華共演も見どころだ。
人気俳優ソン・ソックx新星キム・ソンチョル、キム・ドンフィ、ホン・ギョンによるケミストリー
この度解禁されたメイキング映像では、監督とキャストが作品の魅力やそれぞれの役どころなどを熱く語る様子が写し出されている。
ソン・ソックは本作について「今風の映画」と語り、「示唆に富んでいて、ユニークなシナリオとこの監督ならではの面白さがある。
現実的で考えさせられる作品になっています」とアピール。演出を手がけたアン・グクジン監督をはじめ、イム・サンジン役を演じたソン・ソックと、匿名の作家チャッタッカッを演じたキム・ドンフィは、合宿までして呼吸を合わせたという。合宿した3人はシーンを撮る前日に話し合い、それぞれのキャラクターや状況を固めていった。
またチームアレブが初めて一か所に集まるシーンは、20テイク以上撮影を重ねるほど、3人組の相性を表現するための努力を重ね、基本4~5時間リハーサルを行った。
キム・ソンチョルは「こうしたら面白いだろうと僕たちで話して、監督からも意見を頂きながら撮影した」と語る。キム・ドンフィもまた「リハーサルをたくさんしながら(シーンを)一緒に作り上げていった」と語り好奇心をかきたてる。またホン・ギョンは「3人がものすごく違って、より面白かった」と語り、1つのチームではあるがそれぞれが異なる個性があることについて触れる。
さらにキム・ソンチョルは、「撮影の回数を重ねるごとに互いの性格が分かって、それぞれのキャラクターが追求することを知ることで、まとまりも生まれてよかった。3人が1人のように見えたらいい」と語り、それぞれ異なる個性を持っているチームアレブが1つのチームとしての呼吸を見せてくれ、彼らの熱いケミストリー(相性)を期待させる。
アン・グクジン監督が「観賞後も考え続けてほしい」と語る、オンライン世論操作という現実的な題材を描く犯罪スリラー『コメント部隊』は、2月14日(金)より全国公開。
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