今や仮想通貨は世界中で人気を誇っており、多くの人が関心をもっており、新しい仮想通貨もどんどん登場しています。また、仮想通貨は法定通貨に匹敵する程、さまざま場所で決済方法に取り入れられているのです。そのため、普及率も高く、世界中で利用が盛んです。その中でも、近年インドで仮想通貨は人気があります。人気の理由には多くの要因が絡み合っているのです。そこで、インドで仮想通貨が人気の理由や世界で最も普及している国などを調査していきましょう。
インドで仮想通貨が人気な理由
インドで仮想通貨が人気といわれる理由はさまざま要因があります。詳しく解説していきましょう。
経済的な要因
インドの経済は、世界的に見ても急成長しており、富裕層(いわゆるスーパーリッチ)とよばれる人たちが増えています。あわせて、中間層も拡大しており、投資意欲が高まっているといわれているのです。
以前のインドでは投資先が金(ゴールド)や不動産が主な投資先でしたが、手軽に始められる仮想通貨を投資先に選ぶ人が増え、人気が上がっています。
技術的な要因
インドのIT部門は世界的にもとても高く評価されています。そのため、仮想通貨やブロックチェーン技術を理解できる人が多く、取り扱いしやすいという理由が挙げられます。また、インドではインターネットサービスが普及しており、若者層を中心に仮想通貨取引が急速に広まっていることも要因です。
社会的な要因
インドの人口は中国よりも多い、14.29億人を誇っています。その大半は若者層で、新しい技術やトレンドが多く取り入れられているのです。仮想通貨は世界中でもトレンドであり、次世代の金融としてインドでは若者を中心に多くの人から関心を集めています。
また、海外で働くインド人も増え、国際送金の需要が高まったことも要因です。仮想通貨は手数料が低く、すぐに送金できるため、利用者が増えています。
仮想通貨が最も普及する国
仮想通貨は世界中で普及しており、その数は年々増え続けています。では、最も普及する国は一体どこなのでしょうか?
ベトナム
ベトナムは仮想通貨の普及率が世界トップクラスを誇っています。金融や不動産などの分野ではブロックチェーンの活用が進んでおり、多くの企業で仮想通貨を取り扱っているのです。
また、ベトナムでは銀行口座の開設率が低く、アプリで口座開設ができる仮想通貨が人気を呼びブロックチェーン大国と言われるようになりました。
ナイジェリア
ナイジェリアは、なんとベトナムに続いて仮想通貨利用者数が世界トップクラスを誇り、P2P取引プラットフォームがとても盛んです。特に若者層を中心に仮想通貨の利用が多く、国民の32%が仮想通貨を所有しているそうです。ナイジェリアはアフリカの仮想通貨普及率をリードしており今後も増えていくことが予想されています。
韓国
韓国では仮想通貨が活発的に利用され、若者層を中心に投資対象として人気があります。韓国ウォン建ての仮想通貨取引量は世界有数で普及率が進んでいます。韓国政府による仮想通貨の規制は厳しいようですが、信頼性の高い取引所が多く安心して取引できる環境が整っているようです。日本でも人気の韓国アイドルなども仮想通貨をもっているか気になりますね。
アメリカ
アメリカは言わずと知れた世界最大の仮想通貨市場で、多くの企業や飲食店、店舗などで仮想通貨の決済が急速に進んでいます。州によって異なりますが、仮想通貨の取引が合法化され、多くの投資家による仮想通貨関連のスタートアップが多数存在しているのです。
フィリピン
フィリピンでは、仮想通貨の普及率が64%を誇り非常に高い数字を誇っています。その背景には多くの国民が海外で働いており、フィリピンにいる家族に国際送金することが多いことがあげられます。また、銀行店舗が近くにない国民も多く、簡単に安い手数料で送金できる仮想通貨が人気なのです。
まとめ
世界で仮想通貨が最も普及している国には、もちろんインドも含まれています。しかし、インドでは、政府が仮想通貨の規制を模索しており、今後の動きに注目が集まっています。現時点では、禁止令や規制などはなく、仮想通貨がとても人気です。
一方で、世界の普及率を見ると、意外にもベトナムやナイジェリア、フィリピンといった国々が上位にあげられます。その背景には、銀行口座を持たない人々が多く、手軽な金融手段として仮想通貨が利用されているようです。