女優イ・ジアの実父であり、親日派とされる故キム・スンフンさんの息子キム氏が、兄弟たちと法的攻防をしていることが分かった。
19日、韓国の芸能メディア「ザ・ファクト」は、息子7人と娘5人の12人兄妹の末っ子であるキム氏が、兄・姉の印鑑を使い、委任状を偽造したという疑惑を持たれていると報道した。またこの事件とは別で、キム氏は実は私文書偽造で罰金刑を受け、私文書偽造および詐欺などで懲役刑を言い渡されたことも確認されたと説明した。
イ・ジアのいとこであり、キム氏の甥であるA氏は、このメディアを通じてキム氏と家族の争いは、故キム・スンフン氏が残した350億ウォン(約36億9400万円)相当の大規模な土地の買い戻しから始まったと説明した。
キョンギ(京畿)道アニャン(安養)市ソクス(石水)洞一帯の土地は、当初軍の敷地とされていたが、2013年に敷地を使用していた軍の部隊が、安山に移転することになり、国防省は徴発財産整理に関する特別法第20条により、被徴発者だったキム・スンフン氏の法廷相続人である子どもたちに、優先買い戻し権を付与した。キム・スンフン氏の子どもたちは、土地の所有権などを移転し、開発事業を推進しようとしたが、この過程で兄妹たちの知らない業者との間で、169億ウォン(約17億8300万円)規模の根抵当権が設定された契約書が作成された。問題は、この契約書に“地主代表および委任者”として、キム氏の判子が押されていたというのだ。現在、死亡しているキム・スンフン氏の長男を除く、他の兄弟姉妹は、地主代表としてキム氏を委任したことはなく、2019年5月に土地の競売申請が入った後で、これを認知したと主張している。
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