俳優のキム・スヒョンが、女優故キム・セロンさんと未成年時代に交際していたなどの騒動が増幅され、国税庁も苦労していることが分かった。
去る17日、税務業界などによると、キム・スヒョンを模範納税者に選定して広報大使として委嘱した国税庁は最近、キム・スヒョンに対する模範納税者選定の取り消しを検討中だ。業界関係者は、「国税庁が社会的物議を醸したキム・スヒョンに、模範納税者の恩恵を剥奪する措置を考慮している」とし、「騒動が明らかになって2か月が過ぎたが、慎重に検討中のようだ」と明かした。
なお国税庁は、2015年に続き2023年にもキム・スヒョンを“模範納税者”に選定した。2023年には、さまざまな社会貢献活動と真面目な納税を認められ、当時ユン・ソクヨル大統領から表彰され、国税庁広報大使にも委嘱された。
模範納税者に選定されると、選定日から3年間税務調査猶予の恩恵を享受する。空港出入国時の優待審査台や専用保安検査台を利用することができ、インチョン(仁川)国際空港の納税支援ビジネスセンターの事務空間・休憩スペースを提供される。さらに農協などの銀行では、貸出金利を切られ、保証保険料の割引および保証限度の拡大などの恩恵も後についてくる。キム・スヒョンは、模範納税者に選定された2023年3月3日から2026年3月2日までの3年間、このような恩恵をすべて享受することができるわけだ。
しかし、国税庁は模範納税者に選定された後に、脱漏行為などが摘発される人々が増えたため、事後検証を強化してきた。事後検証を通じた模範納税者選定の取り消し事由には、国税滞納可否など14種の項目をおいた。このうちには、「不道徳な行為や法令違反、または訴訟や請願提起などで社会的に物議を醸したのかの可否」も含まれている。キム・スヒョンは、社会的物議を醸したという点で模範納税者の資格を剥奪される可能性が高い。
業界関係者は、「模範納税者制度は国会国政監査の常連指摘事項のため、国税庁としても選定および事後管理にかなり念を入れている」とし、「キム・スヒョンについても、早いうちに決定を下すだろう」と見た。
WOW!Korea提供