華麗なパフォーマンスと抜群のルックスだけでは長く愛されるのが難しい時代です。今、一般大衆は単に“良い人”ではなく“信じられる人”を望んでいます。「BTS(防弾少年団)」JINは、その変化の流れを証明する最も説得力のある事例といえます。
28日午後、キョンギド(京畿道)コヤン(高陽)で開催されJINのソロファンコンサート。愉快なコメントとおなじみの笑顔の陰に、彼はより深くなった感情の流れをステージ上に繰り広げました。単純なファンサービス以上の、彼がこれまでの時間と真実味を見つめさせた瞬間でした。
JINがずっと愛される理由は、ファンダムの忠誠度以上にコンテンツ時代が求める理想的な人間像に近いからです。完成型より過程型、完ぺきさの代わりに許容できる範囲での未熟さ、ステージ上のスターとしての姿と大差のない人間的な姿などの条件を等しく備えています。
2013年に「BTS」の最年長者としてデビューした当時、彼はキャラクターが深く残りませんでした。しかし、自分自身を誇張せず、ステージに立つたび誠実に取り組んで静かに成長していきました。長い時間その位置を黙々と守った末、人々はJINを“信頼”という名前で記憶することになりました。
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