福井県福井市のシンボルで、日本さくら名所100選にも選ばれている「足羽川(あすわがわ)桜並木」を、30年先、50年先の未来につなぐクラウドファンディング始動!ふるなびクラウドファンディングにて、9月30日(火)まで支援を受け付けている。目標金額は1,230万円だ。
福井市の春を象徴する名所、「足羽川桜並木」
福井市の春を象徴する名所「足羽川桜並木」。開花時期には、桜のトンネルとして美しい景観をつくり出し、福井市民のみならず、県内外の大勢の人に親しまれている。
昨年3月には北陸新幹線の金沢ー敦賀間が開業し、これまでよりもさらに多くの人が、「足羽川桜並木」の美しい景観を楽しむために訪れているそうだ。
衰退が始まった「足羽川桜並木」
戦災や震災、水害という数多くの災害を乗り越え、1952年の福井復興博覧会を機に、災害復興のシンボルとして、市民から集めた浄財によって植えられ、70年以上大切に育てられてきた「足羽川桜並木」だが、現在は衰退が始まり、台風や積雪によって倒木するなど、桜が少しずつ無くなりつつあるとのこと。法の規制により、同じ場所に新たに植えることができないため、このままでは足羽川桜並木を次世代へつないでいくことができないという。
そこで、福井市のシンボル、「足羽川桜並木」を30年先、50年先の次世代へとつないでいくため、そして、この取り組みを通して「足羽川桜並木」の魅力を全国の人に知ってもらい、これからは福井市民だけではなく、全国の人々と一緒に「足羽川桜並木」を育てていくため、7月1日(火)より、ふるさと納税制度を利用したクラウドファンディングがスタートした。
桜を長寿命化させる「強剪定」処置を実施

衰退した大きな幹や枝を伐採する強剪定の様子
福井市では、2023年までボランティアの協力を得ながら、伸びた枝を剪定し、害虫を駆除するなど、桜の維持管理に取り組んできたそう。しかし、このような維持管理の取り組みだけでは、桜並木の衰退に歯止めがかからず、次世代へとつないでいくことに限界が来ているため、近年は、桜を長寿命化させ次世代へとつないでいくために、「強剪定」という処置が行われている。
「強剪定」とは、伸びた枝を伐採する剪定と違い、衰退した幹や枝を伐採し、桜の萌芽成長を促すもの。「強剪定」は、桜の名所として有名な青森県弘前市の弘前公園内の桜で行われており、弘前公園には足羽川の桜を上回る樹齢100年を超える桜が多く咲いているという。
「足羽川桜並木」には、2024年~2028年の5年間に「強剪定」が必要とされる桜が約220本あり、市は、5年かけて「強剪定」を行い、30年先も50年先も足羽川桜並木に親しんでもらえるよう守っていきたいと考えている。
希望者は福井市HPで名前を紹介&銘板に名前刻印
今回のクラウドファンディングでは、寄付してくれた人の名前を福井市HPに掲載(希望者のみ)。掲載期間は11月頃~2026年3月末だ。
また、約220本の桜の手入れが終わり次第、「足羽川桜並木」沿いに名前(希望者のみ)が刻まれた銘板が設置される予定となっている。
この機会に、福井市の「足羽川桜並木」を次世代につなぐクラウドファンディングに参加してみては。
ふるなびクラウドファンディング:https://fcf.furunavi.jp
プロジェクト名:【福井市のシンボル】足羽川桜並木を次世代へつないでいきたい!
福井市公式HP:https://www.city.fukui.lg.jp
(佐藤ゆり)
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