福島県の只見川電源流域振興協議会は、奥会津の未来を共に創り、実践していくことを目指す連続講座「奥会津共創カレッジ」の開講にあたり、参加者を募集中だ。
奥会津の未来を地域の人々と共に考える
只見川電源流域振興協議会では、これまでも奥会津の未来を地域の人々と共に考える取り組みを重ねてきた。
2024年度は、地域の課題や資源、未来へのアクションを一枚の絵図にまとめる「奥会津版 地域まんだらワークショップ」を開催。
地域の現状や可能性について語り合う対話の場を設け、一人ひとりの「やってみたい」という想いを育んできた。
また、「奥会津から“中間支援”の未来を考えるフォーラム」では、行政と住民、地域内外といった多様な関係者をつなぐ「中間支援」の重要性について、先進地のゲストを交えて探求してきた。
これらの取り組みを経て、奥会津の未来に向けた対話と機運が深まる中、次なるステップとして、具体的なアクションプランの創出と実践につなげるためのより実践的な学びの場として、「奥会津共創カレッジ」を開講する。
「奥会津共創カレッジ」とは
「奥会津共創カレッジ」は、全国の多様な中間支援や地域共創の先進事例から学び、奥会津地域で実現可能な具体的なアクションプランを共に創り上げ、実践していくことを目指す連続講座だ。
「奥会津を元気にしたい」「地域のために何かしたいけれど、何から始めればいいかわからない」といった想いを持つ人々が集い、学びと実践を始める場となる。
同講座の特徴は、第一線で活躍するゲスト講師陣から直接学べること。また、オンラインと対面の組み合わせで、どこからでも参加しやすいプログラムだ。
実際に先進地の南相馬市小高区を訪れ、現場の熱気を体感できる視察研修も。多様な参加者との対話を通じて、新たな視点とつながりが生まれるだろう。
さらに、講座期間中から終了後まで、参加者の「やりたい」を形にするためのフォローアップを行ってくれる。
講座スケジュールと講師陣
「奥会津共創カレッジ」のナビゲーターを務めるのは、青森大学准教授・奥会津地域共創フェローの石井重成氏だ。
第1回は、7月27日(日)14:30～17:00に、三島生活工芸館にて対面で開催。テーマは『キックオフ 奥会津の未来を共に描く～中間支援組織の可能性～』だ。
第2回は8月27日(水)18:30～20:30にオンラインで開催。エンカレッジ代表取締役の花屋雅貴氏を講師に迎える。同講座は、『「起業型」地域おこし協力隊で地域に「創発」を生みだす仕組み【北海道厚真町】』がテーマだ。
第3回は、10月6日(月)18:30～20:30にオンラインで開催。『持続可能な地域をつくる公民連携【島根県海士町】』がテーマで、講師を務めるのは風と土と代表取締役・阿部裕志氏だ。
第4回は、10月17日(金)～18日(土)に先進地視察を行う。テーマは『地域課題解決の拠点づくりと実践【福島県南相馬市】』で、南相馬市小高区を視察する。講師は、OWB代表取締役の和田智行氏だ。
第5回は、11月19日(水)18:30～20:30にオンラインで開催。テーマは『「稼ぐ地域」の仕組みづくり【岩手県釜石市】』で、かまいしDMC代表取締役の河東英宜氏が講師を務める。
第6回は、12月13日(土)14:30～17:00に、只見町季の郷湯ら里にて対面で開催。テーマは『修了式 奥会津地域の「中間支援組織」に向けたネクストステップ！』だ。
募集期間は7月23日(水)まで。定員は20名
「奥会津共創カレッジ」の募集期間は、7月23日(水)までで、奥会津に関心のある人なら誰でも応募できる。居住地、経験、所属は問わない。
定員は20名で応募多数の場合は選考となる可能性がある。参加費は無料だが、現地までの交通費など一部自己負担となる場合があるので注意しよう。申込は、下記の参加申込フォームより可能だ。
奥会津地域に住んでいる、または関心のある人や、地域づくり活動の経験者、あるいはこれから地域づくりの活動を始めたいと考えている人、新しい学びや人との出会いを求めている人は参加を検討してみては。
■「奥会津共創カレッジ」募集要項
募集期間：7月23日(水)まで
対象：奥会津に関心のある人なら誰でも ※居住地、経験、所属は問わない
定員：20名 ※応募多数の場合は選考となる可能性がある
参加費：無料 ※現地までの交通費など一部自己負担となる場合がある
参加申込フォーム：https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScYPyWB4CAHsKRfDNdVBnLEmijp3_-8GfzyGPSbyOJWKTGbVA/viewform
詳細：https://okuaizu.net/news/2119/
(オガワユウコ)
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