【石川県金沢市】La RINAカフェに金沢の工芸作家が登場!漆の技法“竜文塗”&妖怪型染の作品を展示販売

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金沢市香林坊にある商業施設「クラソ・プレイス香林坊」G階に位置する「La RINA(ラ・リナ)」は、レストランとカフェの2フロアから構成されており、レストランでは地元食材を活かしたイタリアン、カフェでは絶品サンドイッチや充実のドリンクメニューを楽しめる。

カフェフロアでは壁面展示スペース「La RINA Cafe Wall Art」を設け、金沢市のひがし茶屋街にあるギャラリー&ショップを拠点に伝統工芸と現代的なデザインを融合した作品の販売を行っている縁煌(enishira)のプロデュースによる工芸・美術作品の展示販売を月替わりで開催している。

7月8日(火)~8月5日(火)の期間は、金沢美術工芸大学大学院に在籍する漆作家・林祐里氏による『林 祐里 展 -flow-』を開催中だ。

“漆の流動美”を描く『林 祐里 展 -flow-』


林祐里氏は、現在大学院1年生として、日々自身ならではの表現を模索しながら制作に取り組んでいる、まさに成長真っ只中の若手漆作家。

漆は、顔料やその他の素材と混ぜ合わせることで、実に多彩な表情を見せる。『林 祐里 展 -flow-』では、漆の変わり塗り技法「竜文塗(りゅうもんぬり)」を用いた作品を中心に展示し、流動的かつ偶発的な文様が生み出す唯一無二の世界観を紹介。「竜文塗」は、墨流しにも似た技法で、そこで生まれる文様は再現性が極めて低く、まさに一期一会の出会い。同展では、“流動的でとどまることのない漆の姿に、自身の心を重ねる”というテーマのもとに制作された作品を展示している。

素材がもつ本質的な魅力と、若き作家の感性が交差する空間を、会場で体感してみては。

“妖怪”を染めた『北村 紗希 ヨウカイカタゾメ展』


また、8月8日(金)~9月15日(月)の期間は、金沢市を拠点に制作活動を行う染色作家・北村紗希氏の『北村 紗希 ヨウカイカタゾメ展』を開催。日本の伝統的な染色技法「型染」による作品を展示販売する。


「型染」は、模様を切り抜いた型紙を用い、その上に防染糊を置いて、染料や顔料で染め上げる技法。同展では、“妖怪”をテーマに、絵巻物や草双紙に描かれてきた妖怪たちをモチーフとした型染作品を中心に展示する。繊細に彫り込まれた型紙を通して表現される妖怪たちは、細部まで丁寧に染め上げられ、独特の存在感を放つ。可愛らしさや楽しさの中に、どこか少し怪しげな雰囲気を漂わせる“ヨウカイカタゾメ”作品が並ぶ。

なお、いずれの展示も、お昼時等の混雑時はカフェ利用者を優先とする場合がある。また、レストランのディナー営業時間帯(17:30~22:30)も鑑賞できる。

地元食材を活かしたカフェ&レストラン


カフェフロアでは、野々市市の名店「NiOR」の絶品サンドイッチを味わえる。「NiOR」のサンドイッチは、厳選されたパンの種類や厚み、焼き方まで緻密に計算されており、旬の野菜や地元産の肉、魚、スパイスやハーブを活かした絶妙な味わいが特徴。惣菜パンの枠を超え、まさに“料理”として高く評価されているという。


また、カフェのドリンクメニューも充実。金沢で人気の自家焙煎珈琲店「SUNNY BELL COFFEE」や、3社のこだわりのコーヒー豆を使用した香り豊かなコーヒーやラテのほか、甘みと香ばしさが絶妙で後味が清々しい石川県産の「加賀和紅茶」、濃厚な抹茶や抹茶ラテなど、豊富なラインアップを取り揃えている。

ドリンクは、伝統工芸の山中漆器を手がける「我戸幹男商店(がとみきおしょうてん)」の器で提供。美しい木目が特徴の漆器で、味覚だけでなく視覚や触覚でも楽しめる。


レストランフロアの料理コンセプトは、“北陸の魚介を主体としたイタリアン”。メニューの監修を手がけるのはSNS総フォロワー230万人を誇る人気シェフのGeorge(ジョージ)氏、料理長は金沢市金石出身の松原海斗シェフが務める。松原シェフは、東京の有名イタリアンで8年間腕を磨いた実力派。地元・北陸の食材を知り尽くした松原シェフとGeorgeシェフの共演が生み出す、特別な一皿を楽しめる。

メニューには、能登鰤のカルパッチョや能登かきのオーブン焼きなど、地元食材を使用した魅力的な料理が並ぶ。パスタメニューでは、春菊と白子とボッタルガのリングイネや輪島産ズワイガニのトマトクリームソースなど、季節や食材を活かした一皿を用意。

平日ランチはスープ、サラダ、選べるパスタ、デザート、カフェがセットになったカジュアルなコース、休日ランチは、さらにアミューズやメインが加わる充実した内容。ディナーでは、前菜、アミューズ、2種のパスタ、メインディッシュ、デザートまでを堪能できるコースやアラカルトを提供している。


暑さの厳しい季節、冷たいドリンクとともに、「La RINA」で地元作家のアートに触れてみては。

■La RINA
住所:石川県金沢市香林坊2-1-1 クラソ・プレイス香林坊 G階
HP:https://la-rina.jp
Instagram:https://www.instagram.com/la_rina_kanazawa

(ito mami)

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