羽田空港第3ターミナル4階にある「Edo 食賓館(時代館)」にて、1月17日(金)より販売イベント「HANEDA ノウフク・ショップ」が開催中だ。
地域の多様な人たちが協力して生産したノウフク商品のうち、バイヤーが厳選した25超の生産者の商品約60点を販売する。空港において「ノウフク」ブランドを前面に出した販売企画は全国初の試みだ。
多様性の価値を国内外へ発信
「HANEDA ノウフク・ショップ」は、「Edo 食賓館(時代館)」を運営する日本空港ビルデングがノウフクの理念に賛同し、実現したもの。
イベントでは、多数の「ノウフクJAS(正式名称:障害者が生産行程に携わった食品及び観賞用の植物の日本農林規格)」マークの付いた商品を販売し、ノウフクから生まれる多様性の価値を国内外へ発信していく。
同イベントの開催期間は、1月17日(金)より開催中で、期間は未定。営業時間は、6:30~22:00。場所は、羽田空港第3ターミナル4階 Edo食賓館(時代館)にて。
取扱商品は、茶製品、和菓子、梅干し、佃煮、ハーブティー、ワイン、ジュース、ジャム、洋菓子のほか、レトルト食品(おかゆ、カレー)、乾麺、乾物など、25超の生産者の商品約60点。なお、商品の入替えにより構成を変更する場合がある。
働く人の「多様性」に価値を認める
農福連携とは、障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組だ。
2019年に制定されたノウフクJASは、障害者が携わって生産した生鮮食品や、これらを原材料とした加工食品等の生産方法及び表示の基準。一般に規格には産地や品種、栽培方法などのように「単一性」が求められているが、ノウフクJASでは働く人の「多様性」に価値を認める。
農業と福祉が連携することにより生まれる商品の背景にある社会的価値がブランドの軸となっているという点で、これまでにない新しい規格となっている。
羽田空港で開催中の「HANEDA ノウフク・ショップ」を、この機会にチェックしてみては。
■Edo食賓館(時代館)
住所:東京都大田区羽田空港2-6-5 羽田空港第3ターミナル4階 江戸小路
ノウフクJASについて:https://nipponkikin.org/jas
ノウフクWEB:https://noufuku.jp
(江崎貴子)