2000年代生まれの女性11人からなるアイドルグループ「ME:I」。サバイバル型オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」(通称:日プ女子)において視聴者投票でメンバーが選出され、2024年にメジャーデビューしました。2025年6月には、音楽特番「THE MUSIC DAY」でME:Iの飯田栞月さんとSnow Manの宮舘涼太さんがコラボしてディズニーの名曲を披露したところ大きな話題に。そこで今回は、飯田栞月さんの経歴や、宝塚受験の噂などを調査しました。
飯田栞月は宝塚を受験?
かつて宝塚歌劇団で活躍するタカラジェンヌに憧れていた飯田栞月さん。東京都世田谷区にあるバレエスタジオの宝塚コースに通い、宝塚音楽学校の入学試験に挑戦。中学校3年から高校3年までの約4年間、夢を実現させるために必死に頑張り、クラシックバレエと声楽のレッスンに励んでいました。年齢制限によって宝塚音楽学校への入学を断念することになりましたが、挫折した経験をバネに日プ女子に応募。
2023年9月に公開されたオーディション練習生の1分PR動画では、宝塚音楽学校に受験した過去をアピールしていました。
お嬢様で高学歴って本当?
飯田栞月さんは18歳の現役音大生として日プ女子に参加した当初から気品ある振る舞いが印象的でした。プロフィールの詳細を明かしていないものの、財力のある家庭で育ち、難関校を卒業しているのではないかと推測できます。その理由を確認していきましょう。
国府台女子学院出身
2016年3月21日号の区報に荒川区教育委員会褒賞を受賞した人物として「飯田栞月(国府台女子学院小5年)」と記載されています。飯田栞月さんが東京都出身で2004年12月4日生まれであることを踏まえると、同一人物である可能性が高いです。偏差値60以上の難関校として有名な国府台女子学院は小学部から高等部までエスカレーター式。宝塚歌劇団月組の男役トップスター・鳳月杏さんをはじめ、多くの著名人を輩出してきました。飯田栞月さんは未就学児の頃から積極的に勉強に取り組み、12年間ほど同校に通っていたのではないでしょうか。
実家がお金持ち
両親は、かなりの財力の持ち主のはずです。なぜなら飯田栞月さんの出身校といわれている国府台女子学院は、学費が公立校とは桁違いだから。小学部は入学時に必要な費用が18万6500円ほどです。加えて1年間に授業料等が49万8千円ほどかかります。また宝塚を受験するために受講していたバレエスタジオの宝塚コースは、週1回あたりのレッスン料金が5000円以上です。一般的な習い事とは比べものにならない月謝を払えるのは、家庭が相当に裕福である証。飯田栞月さんは紛れもなくお嬢様です。
飯田栞月の経歴
幼少期の飯田栞月さんは身体が弱かったために通院し、たびたび医師に勇気づけられていました。医師を目指して勉強に励んでいましたが、中学生になると意識が一変。宝塚に憧れを抱き始め、芸術面の才能を磨くために尽力するようになりました。通っていたバレエスタジオでは、ひときわ強い志を持つレッスン生でした。
高校3年の時には中高生およそ3000人が応募した第10回 日本制服アワードでフォトジェニック賞を受賞しました。様々なレッスンを通じて、美しさに磨きがかかっていたのかもしれませんね。
日プ女子に応募
日プ女子 第1回の応募者は1万4000人。書類選考および面接を経て101人が選ばれました。そのうちの1人となり、日プ女子の練習生となった飯田栞月さん。宝塚音楽学校への入学を諦めた後、音楽大学に進学して声楽を学び、非凡な音楽センスを身に着けていました。しかしながらME:Iのメンバーになるまでの道のりは決して平たんではありませんでした。
グループバトルで試練が
グループバトルに備えて課題曲「Body & Soul」を練習する最中。飯田栞月さんを含めたメンバー4人が体調不良になり、全員が揃った状態で十分に練習できませんでした。不運に見舞われながらも、飯田栞月さんは本番で圧巻の歌唱力をみせつけました。華奢な見た目から想像できない力強く伸びやかな歌声に多くの視聴者が興奮しましたが、トレーナーは「クラシックのようだ」と厳しく指摘。飯田栞月さんは元・宝塚音楽学校入学希望者で現役音大生という経歴により、クラシックに偏った歌い方がクセづいていたのです。
悔しさをバネにイメチェン
グループバトルが悔いの残る結果となった一方で、「クラシックBody & Soul!」などの感想がSNSに投稿されて大バズり。飯田栞月さんのボーカルが強烈なインパクトを残しました。けれども敗北した事実に変わりありません。そのため、さらにステップアップするべく「脱クラシック」を決意。艶やかな黒色のボブヘアをゴールドに染めてイメージチェンジしたのです。さらに懸命にレッスンを重ね、曲のジャンルに合わせて歌う方法を習得。見事「脱クラシック」に成功しました。
「脱クラシック」により評価が急上昇
ポジションバトルでは、安室奈美恵さんの「Hero」を課題曲に選択。これまで培ってきた技術をいかしつつ、ポップスらしい歌唱を披露しました。本来、長年にわたって実践してきたクラシック調の歌唱法を短期間で矯正することは至難の業です。そのためグループバトルの時とは見違えるほどに成長した飯田栞月さんをトレーナーたちが大絶賛。
白色を基調にした衣装と煌めくブロンドがあいまって、彼女が歌う姿は神秘的でした。
パーフェクトな表情管理
ポジションバトル以降は安定感のある美声と歌唱力だけでなく、パーフェクトな表情管理を武器に大躍進しました。日頃から見ている人が飽きないように色々な顔のパターンを意識していたため、その習慣をいかして1曲の中で自由自在に表情を変化。とくに最終回で披露した「CHOPPY CHOPPY」では、キレのあるダンスに合わせて、様々なバージョンの笑顔を炸裂していました。普段おっとりしたキャラの飯田栞月さんですが、いったんステージに上がると未知数の伸びしろを示し、ファンの期待値を超えていく…。応援しない理由がありませんよね。
シンデレラストーリーを体現
実は、飯田栞月さんは第1回の順位発表式の結果が37位と、幸先のよいスタートではありませんでした。トレーナーに厳しい指摘を受けてもめげずに努力し続け、第2回の発表式で20位に。その後、推しの2人に投票できる2pick制が導入されてからは飛躍的にランクアップしました。ファイナルステージでは59万3457票を獲得して7位になり、メジャーデビューが決定したのです。シンデレラの如く夢に向かって階段を駆け上った飯田栞月さんの軌跡は、今後もアイドルファンの間で語り継がれるのではないでしょうか。
芸術の才能を発揮
ME:Iのメンバーとしてメジャーデビュー以降は、音楽番組だけでなくバラエティ番組への出演にも熱心です。とりわけ「プレバト!!」の才能査定ランキングでは、ストーンアートやヘアフラワーアートに挑み、芸術家としての才能をいかんなく発揮。2025年7月には、「名探偵コナン」の聖地といわれている絶景を水彩画で表現し、新特待生に選出されました。
同年の夏季に開催された「プレバト才能アリ展」には飯田栞月さんの作品が展示され、多くのファンが駆けつけているようです。
まとめ
飯田栞月さんは、宝塚音楽学校の受験などで身に着けたエレガントな魅力を残しつつ、アイドルの才能を開花。クラシックに偏った歌い方を克服してからは、声楽を強みに変えて、チームメイトを励ます場面もありました。可能性を諦めないストイックな思考と共に、さりげなく気遣う優しさを兼ね備えているため、多くの視聴者の心を掴んだのではないでしょうか。今後の彼女の活躍にも目が離せませんね。