5人組仮想(バーチャル)ボーイズグループ「PLAVE」は、最近新しい歴史を描いた。仮想アイドルグループの単独コンサートでは初めてKSPO DOME(旧オリンピック体操競技場)を全席完売させたことだ。
最大1万6000人を収容する大規模公演会場での単独コンサート開催は、歌謡界で”成功の証票”として通じる。デビュー2年で得た意味のある成績だ。
「PLAVE」の最近の活躍を見ると、”仮想アイドル全盛期”と言っても過言ではない。コンテンツ企業ブレストが制作した「PLAVE」は、仮想アイドルに属するが人工知能(AI)基盤の仮想人物ではなく、実在の人物が正体を隠したまま活動する。メンバー5人の姿をグラフィックゲーム開発ツールであるオンリアルエンジンとリアルタイムモーションキャプチャー技術を活用し、仮想アイドル形態として見せるという点が特徴だ。
「PLAVE」は躍動的な群舞とリアルタイムファン疎通まで可能にし、厚いファン層と音源・音盤パワーを持つチームとして成長した。3D実写スタイルではなくウェブトゥーン風のビジュアルを押し出し、他のバーチャルアイドルとの差別化に成功した。
彼らは憂慮を跳ね除け香港、ジャカルタ、バンコクなどアジアツアーと来たる11月には約2万人を収容できる高尺(コチョク)SKYドームでのアンコール公演を控えている。
イム・ヒユン大衆音楽評論家は、「仮想アイドルは主に成長するのが難しいという展望が無意味になるほどに雰囲気が完全に変わった」とし、「KSPO DOME完売は携帯に関係なくコンテンツが好きなら惜しみなく”オタ活”するということを見せている」と伝えた。(2ページに続く)