【兵庫県】超高齢化地域の課題解決を目指すプロジェクト始動！ヤクルトレディを軸に3企業が連携

兵庫ヤクルト販売(以下、兵庫ヤクルト)、MIKAWAYA21、CNCの3社は、9月1日(月)より、超高齢化が進む地域において、民間企業の連携による新たな社会課題解決のため「地域お役立ちプロジェクト」を始動した。

3社が連携し、地域に眠る資源や人の力をつなぎ直すことで、課題解決を“創造”していく多業種連携モデルを展開する。

各社の強み
協働内容
協働の目的と展望
各社代表のコメント

各社の強み

兵庫ヤクルトでは、約500人のヤクルトレディが日常的に地域を訪問。定期的に利用者の自宅へ行き、商品を届けながら地域の見守り活動も行っている。毎年、敬老の日のお祝いと長寿の願いを込めて、75歳以上の一人暮らしの利用者に花を渡すなど、日々シニアとのつながりを大切にしている。

MIKAWAYA21は、「すべてのシニアに良き隣人を」を掲げ、シニア向け生活支援サービス「まごころサポート」を全国240社に広げてきた実装力が強み。70万件を超える実績をもとに、掃除・買い物・見守り・終活まで幅広いサービスを体系化しており、自治体や企業との協働経験も豊富だ。

CNCは、「人とつながり、まちを元気にする」を理念に、「コミュニティナース」を全国に普及。資格や職種を問わず、誰もが暮らしのなかで“嬉しいや楽しい”を生み出す担い手になれる仕組みをつくり出している。

協働内容

兵庫ヤクルトのヤクルトレディは、「まごころサポート」や「コミュニティナース」との連動によって、“声を聴き、つなぎ、形にする”生活創造の担い手へと進化する。

MIKAWAYA21は、ヤクルトレディや「コミュニティナース」から上がる地域の声を、即座に解決策や仕組みへと編み替えるプラットフォーム役を担う。

CNCは、ヤクルトレディや「まごころサポート」の活動にコミュニティナースの視点を注入し、地域の人が自分らしい役割を持ち合う仕組みを創造する。

協働の目的と展望

ヤクルトレディは、超高齢社会への移行、核家族化に伴い、シニアの暮らしの変化が大きくなっており、利用者との会話の中で日々のちょっとした「電球を変えたいけど、交換ができない」「足腰が痛く、庭の草刈りが充分にできない」などといった困り事を耳にする機会が増えているそう。

このちょっとした困り事を解決し、シニアの方が安心して暮らせる環境づくりのため、「まごころサポート」事業と連携する。

また、「コミュニティナース」事業と連動し、地域の共助を再構築する、ヤクルトレディのコミュニティナーシングモデルを地域に広め、孤独・孤立を予防するだけでなく、小さな困り事から大きな夢まで、日常の対話から地域の健康と暮らしを“創造”していく。

同プロジェクトは、兵庫ヤクルトがある神戸市西区からスタートし、兵庫ヤクルトエリア全体(※)に広めていく予定だ。

9月1日(月)のプロジェクト始動を皮切りに、3社代表によるオンライン鼎談を実施予定。同鼎談では、それぞれの立場から「地域お役立ちプロジェクト」に込めた思いや地域へのビジョンについて語り合い、その様子を後日一般公開する。

各社代表のコメント

兵庫ヤクルトの代表取締役社長・阿部恭大氏は、「孤独や孤立といった“社会的な病”が深刻化する現代において、私たちはヤクルトレディ、コンシェルジュ、そしてコミュニティナースとの連携を通じ、地域にやさしい共助の輪を広げてまいります(一部抜粋)」とコメントしている。

MIKAWAYA21の代表取締役CEO・青木慶哉氏と代表取締役CCO・家入一真氏は、「ヤクルトレディの皆さまが日常の会話から拾い上げる『小さな困り事』と、私たちが全国で培ってきた『まごころサポート』の仕組みを結びつけることで、暮らしに寄り添った具体的な解決策をスピーディに形にしていければと思っています(一部抜粋)」とコメントを寄せた。

CNCの代表取締役・矢田明子氏は、「ヤクルトレディさんの身近さやあたたかさ、まごころサポートの実績にコミュニティナースの視点と行動が加わることで、健康と暮らしを同時に育む新しい流れが生まれると確信しています。兵庫から始まるこのプロジェクトを、全国へと広げ、誰もが希望を持って未来を描ける社会へと育てていきたいと思います(一部抜粋)」とコメントしている。