ANDOは、地域活性化と広域的なまちづくりを目的に、しなの鉄道・大屋駅前の、築120年の古民家を改装した複合テナント「OYA EKIMADO(大屋駅窓)」内に、若者や地域のまちづくりプレイヤーが集うシェアスペース「エキラボ」を開設する。
「エキラボ」開設の背景
元々生糸輸送のため、人やモノが交流する交通拠点として発展してきた大屋駅周辺は、当時の面影を残す建築物、鉄道やバス等の公共交通機関があり、海野宿やワイナリーなど観光資源へのアクセスも良く、「人やモノが交流する」まちづくりの拠点としてのポテンシャルに溢れている。
このポテンシャルを活かすべく、ANDOは2022年、大屋駅前に、築120年の古民家を改装し、「人とひとを紡ぐ交流拠点」をコンセプトとした複合テナント「OYA EKIMADO」をつくった。
テナントには、イタリアンレストランや学習塾、ネイルサロンなどが入居し、駅前に新たな人の流れを生んでいる。
そして次のステップとして、さらなる地域の発展のために共感する仲間、学生や若者が、アイデアを形にしてチャレンジできる「実践とつどいの場」が必要と考え、「OYA EKIMADO」内に、シェアスペース「エキラボ」を開設することになった。
「エキラボ」にはキッチンを設置予定で、イベントやワークショップなどにおいて事前予約で貸切利用ができ、高校生は無料で利用できる。また、シェアオフィスとして数社の入居を募集し、大人と若者が交わり、チャレンジできる環境をつくっていく。
地元高校生が開発したメニューを「大屋角打ち」で披露
昨今の高校は、探求学習を積極的に取り入れる学校が増えており、地域との接点を持ち、学習の成果を発表する場が求められているという。「エキラボ」は、そんな学生が地域で活躍し、地域と共によりよい社会をつくるために、高校生と地域のハブとしての役割を担う。
大屋駅を最寄りとする丸子修学館高校では、学校で生産した農産品などを使用したケチャップやクッキーなどの開発を行っており、昨年もANDOが主催するイベント「大屋角打ち」で地域に成果を披露した。「大屋角打ち」は地元ワイナリーを中心に、参加者に気軽にワインを楽しんでもらうため、2023年から開催しているワインイベントだ。
そして今回、丸子修学館高校の家庭科部が、日頃の取り組みをより多くの人に知ってもらい、継続的な地域とのつながりを作るため、「エキラボ」がハブとなり、旅するシェフとして知られる吉田友則氏監修のもと、地元食材などを使用した新たなメニュー開発を行う。
開発したメニューは、10月25日(土)に、「OYA EKIMADO」専用駐車場ほかで開催される「大屋角打ち」でお披露目。その後、開発したメニューを、吉田友則氏がプロデュースするしなの鉄道・田中駅前の「とうみ食堂」で実際のメニューとして採用し、提供することを目標としている。
1970年生まれ、神奈川県横須賀市出身の吉田友則氏は、ジャンルに囚われない季節感を大事にした料理を作ることを目指して海外に渡る。帰国後はイタリアン、フレンチ、洋食など幅広い経験を積み、現在は「とうみ食堂」オフィシャルシェフとして活動している。また、地域の子どもたちを対象にした青少年育成事業や、防災食をテーマとした実践的な食育活動にも力を注いでおり、「未来の担い手」である若者が、地域の食文化づくりに主体的に関わる機会を創出している。
若者のチャレンジを後押しするためのクラファンに挑戦
ANDOは、「エキラボ」を若者のチャレンジを強力に後押しする場にするため、9月15日(月・祝)からクラウドファンディングにチャレンジしている。クラウドファンディングで集めた資金は、学生がイベントや商品開発で利用するためのキッチンを併設する施設整備費用として活用される。クラウドファンディングの詳細は、プロジェクトページで確認を。
若者のチャレンジを応援し、地域活性化を図る「エキラボ」の取り組みに注目だ。
■OYA EKIMADO
住所:長野県上田市大屋482-1
CAMPFIRE:https://camp-fire.jp
プロジェクト名:大屋駅前に若者がチャレンジできる、まちづくりの拠点を
(yukari)
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