【鹿児島県】「COGYライドで楽しむ世界自然遺産 奄美大島」実施!歩行障害があっても旅を楽しめる

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シンクロプラスは、鹿児島県奄美市の「つなぐ未来へ奄美『観光×環境』促進事業」に採択され、歩行障害があっても観光を楽しめるユニバーサルツーリズム体験プログラム「COGYライドで楽しむ世界自然遺産 奄美大島」を実施する。

体力や歩行に不安がある人におすすめ


「COGYライドで楽しむ世界自然遺産 奄美大島」では、シニア層や足が不自由な人向けの次世代型モビリティ「COGY」を活用することで、移動の負担を大幅に軽減しながら、「自分で動く楽しさ」を体験できるのが特徴。

旅が好きだけど、体力や足腰の調子に不安がある人におすすめのプログラムだ。脳卒中片麻痺やパーキンソンなどの人も相談してみよう。

足こぎ車いす「COGY」について


「COGY」は、自転車のように足でこいで動かす車いす。どちらかの足が少しでも動かせれば、歩行中枢が刺激され、反射によって自分の両足でペダルをこいで進むことができる。

東北大学名誉教授の半田康延博士は「COGY」について、「通常、人が歩行するときは、脳からの信号が脊髄を介し足を動かしています。しかし、足が不自由な方は脳からの指令がうまく足に伝わりません。COGYに乗った方の足が動くのは、 脳からの指令ではなく、右足を動かしたあとは左足という反射的な指令が、脊髄の『原始的歩行中枢』からでていると考えられます。つまり、片方の足がわずかでも動けば、反射的な指令によって、もう片方の麻痺していた足が動くというわけです。これを私たちはニューロモジュレーションと呼んでいます」とコメントを寄せた。

「COGYライド」体験者の声

これまでも長時間の歩行が難しい人や、脳梗塞などの後遺症で片麻痺のある人が「COGYライド」を楽しんできた。


自立歩行が難しい神奈川県の86才・輝子さんは、友人らと共に奄美大島を満喫。

輝子さんは、「以前から行ってみたいと思っていた奄美大島。でも、COGYと出会わなければ、実現しなかったであろう旅でした。COGYのおかげで夢がかないました!」と話している。


また、夫が脳梗塞片麻痺、妻がパーキンソンの大阪の夫婦は、「奄美の原生林でのCOGY散歩は気持ちよかった!最高でした!!」「COGY奄美ヒカゲヘゴコースぜひ作っていただきたいです」とコメントを寄せた。

プログラム概要


「COGYライドで楽しむ世界自然遺産 奄美大島」は、3月10日(月)まで実施。1日1組限定だが、体験用の「COGY」は2台あるため、交代で乗ることも可能だ。参加申込の締切は2月20日(木)までとなっている。

また、「COGYライドで楽しむ世界自然遺産 奄美大島」のコースは2種類ある。「北部コース」は、11:00に奄美空港に集合し、地元ガイドと共に奄美散策。奄美パークで「COGYライド」とランチの後、あやまる岬へ。土盛海岸でロードクリーンの体験も可能。希望者は、古民家で奄美の伝統芸能と昔ながらの食に出会える「家あしび」体験ができる。

「中部コース」は、11:00に奄美空港に集合し、地元ガイド共に奄美散策。名瀬マリンタウンパーク・R58ヒカゲヘコにて「COGYライド」&ロードクリーン体験をし、昼食に島どうぶやで島ランチを楽しんだ後、奄美世界自然遺産センターへ向かうコースだ。

参加費は11,000円(税込)/名。参加費には「COGYライド」体験費、昼食代、ガイド費、プログラム中の移動費用(レンタカー代、ガソリン代など)が含まれる。集合場所までと解散場所からの交通費、宿泊代は含まれていない。

オプションの「家あしび」(シマ唄体験+島茶菓子)と「ホエールウォッチング」では、鹿児島県奄美市の「つなぐ未来へ奄美『観光×環境』促進事業」による参加費補助が1名あたり最大4000円もらえる。そのため、「家あすび」は3,000円/名が1,000円/名に、「ホエールウォッチング」は8,900円/名が6,900円/名で申し込むことが可能だ。

なお、「COGYライドで楽しむ世界自然遺産 奄美大島」は、天候やその場の状況により内容や時間が変更になる場合がある。申し込み情報などは、下記の詳細ページで確認しよう。

シンクロプラス・友野秀樹氏のコメント

シンクロプラス・友野秀樹氏は、「COGYライドで楽しむ世界自然遺産 奄美大島」を企画した経緯について、「(前略)50代半ばの頃、友人が脳出血で倒れ、リハビリ中であることを知りました。当初、彼はCOGYの話を聞いても、まったく興味を示しませんでした。ところが、あるきっかけでCOGYと出会い、積極的に外出するようになり、ついには奄美大島まで会いにきてくれました。

奄美大島に来た彼は、海を見ながら涙を流していました。自分が再び、こんな風に旅行ができるとは思っていなかったという、感激の涙でした。あの日見た、彼の涙がこの企画の原点になっています。(後略)」とコメントしている。

体力や足腰の調子に不安がある人は、この機会に「COGYライドで楽しむ世界自然遺産 奄美大島」で旅を楽しんでみては。

詳細ページ:https://synchro-plus.com/kanko-Kankyo

(yukari)

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