
酒類事業をグローバルに展開する柴田屋ホールディングスの傘下である柴田屋酒店は、11月、広島県の柄酒造と共同開発したオリジナル日本酒「火男(ひょっとこ)」を新たに発売した。
嘉永元年創業の老舗酒蔵

広島県東広島市安芸津町にある柄酒造は、1848年創業の老舗酒蔵で、代表銘柄「於多福(おたふく)」をはじめ、広島杜氏の古里である安芸津の地で170年以上にわたり酒造りを続けてきた。
広島は「吟醸酒発祥の地」として知られ、柄酒造もまたその伝統を受け継ぎ、軟水を活かした繊細な酒造りを行っている。酒米には千本錦や八反錦など広島県産米を100%使用し、少量仕込みにこだわることで、管理の行き届いた高品質な酒を生み出しているという。
2018年の西日本豪雨で蔵が甚大な被害を受けたそうだが、全国からの支援を受けて復旧を果たし、現在は新設備を整えながら挑戦的な酒造りを続けている。
面の奥に潜む物語性と味の深みを表現
今回、柴田屋酒店は、柄酒造と共同開発したオリジナル日本酒「火男」を発売した。
火男は、祭りで火を操る男の面を象った存在。新発売中の「火男」は、滑稽さと不思議な力を併せ持ち、飲む人の心に新しい驚きと熱を与える日本酒ブランド。柄酒造の代表銘柄「於多福」が持つ柔らかな福の象徴に対し、「火男」は火のような個性と奥行きを宿し、面の奥に潜む物語性と味の深みを表現している。
柄酒造を代表する「於多福」の世界観を壊すことなく新しい挑戦を形にしたいと考え、対となる存在として選ばれたのが「火男」。お多福と火男は夫婦や一対の縁起物として扱われることも多く、日本文化の象徴的な組み合わせだ。日本酒を国内外に広める際、海外の人々にとっても興味を引くアイコンになると考えたとそう。
その「火男」シリーズの中で、柄酒造が挑戦したのが「貴醸酒を仕込む」という新たな試み。従来の熟成を前提とした濃厚なスタイルではなく、仕込みからすぐに楽しめる「ライトな貴醸酒」を目指したという。
アルコール度数も14度と低めに設計されており、さらりと軽やかな甘みを持つ革新的な一杯として「火男 面の蜜」が誕生した。
「火男 面の蜜」と「火男 瀬戸の面」について

「火男 面の蜜」のジャンルは、NEO貴醸酒。貴醸酒でありながら、驚くほど軽やかで上品な甘み。濃厚さではなく、さらりとした甘さが特徴で、食中酒としても楽しめる新しい甘み系日本酒だ。
貴醸酒ビギナー層にも入りやすい味設計となっている。720ml入りで、価格は4,268円(税別)だ。

「火男 瀬戸の面(おもて)」のジャンルは、純米酒(ALL広島仕込み)。酵母・米・水すべて広島産で、広島・賀茂鶴発祥の「協会5号酵母」を採用している。
通常はあまり使われない酵母をあえて選び、“広島らしさ”を追求。瀬戸の風土を映す、フレッシュでみずみずしい味わい。1800ml入りの価格は5,346円(税別)、720ml入りの価格は3,740円(税別)だ。
各商品は、柴田屋酒店の公式ECサイトから購入できる。
この機会に、柴田屋酒店が柄酒造と共同開発したオリジナル日本酒「火男」についてチェックしてみては。
柴田屋酒店公式ECサイト:https://www.sake-ya.jp
柴田屋酒店公式HP:https://www.shibataya.co.jp
柄酒造公式HP:https://www.tsukasyuzou.jp
(ソルトピーチ)
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