天国の愛犬宛に手紙を書き、想いを届けられるサービス「虹の橋ポスト」提供中

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むじょうは、天国の愛犬宛に手紙を書き、想いを届けられるオンラインサービス「虹の橋ポスト」を1月にリリースした。

「ペットは家族」と考える人が増える中、愛犬を失った飼い主の心の整理をサポートする新たな選択肢を提供している。

心の整理をサポート

「虹の橋ポスト」では、お空組の愛犬に向けて手紙を投稿し、サイト上に掲載できる。

愛犬を亡くした飼い主が感謝や後悔、思い出などを手紙に綴ることで、ペットロスに対して心の整理をサポートするサービスだ。

実際の手紙

また、サイト上に掲載された他のユーザーの手紙を読むこともでき、周りの飼い主がどのように死別と付き合っているのかを垣間見れる。

投稿者の名前は非公開で、愛犬の名前と犬種、享年のみが表示される仕組みだ。

手紙を「届ける」という体験と感覚を追求

手紙の投稿画面

同サービスでの体験は、瓶に封じて海や川などに手紙を流す「ボトルメッセージ」をインターネット上に再現したもの。手紙を書き、想いを発散する行為は、死別の悲しみから一歩踏み出すために効果的な行為と言われている。

しかし、書いた手紙を自分の手元に置いておくだけだと届いた感覚がないという経験者の声があったそう。そこで同社は、ボトルメッセージから着想を得て「インターネットという海に流し、届ける」という体験と感覚を追求し、同サービスを設計した。

新しいグリーフサポートの形


同サービスは、母の日に天国の母親宛に手紙を書く「死んだ母の日展」をベースに開発された。「死んだ母の日展」は、2022年より毎年600通以上の手紙が寄せられているそうで、多くの利用者から感謝の言葉が寄せられている。

グリーフケアというと、カウンセラーや遺族会などでの対話を通じたケアが一般的だ。しかし、ケアには「する⇄される」という構造が生じることや、ケアをする側との相性によって効果が大きく左右されてしまう側面をもつ。

同社は、人間にしかできないケアもある一方で、ウェブサービスの仕組みだからできるケアもあると考えている。「虹の橋ポスト」や「死んだ母の日展」など、「寄り添わないケア」を軸にした新しいグリーフサポートの形を提案していく考えだ。

天国の愛犬へ、想いを届ける。寄り添わない、新しいグリーフサポートの形を提供する「虹の橋ポスト」をチェックしてみては。

虹の橋ポスト:https://post.sososhiki.jp/

(江崎貴子)

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