伊地智写真型製作所が展開するアートブランド「KYOTO KENRAN – 京都絢爛」は、京扇子の老舗・舞扇堂とコラボレーションし、新たな京扇子「京都絢爛扇子」を発表。
2月12日(水)~14日(金)の「第99回 東京インターナショナル・ギフト・ショー春2025」で披露し、ドバイで開催される「JAPAN TRADE EXHIBITION in DUBAI 2025」にも出品。
京友禅の伝統的な図柄を現代の視点で再解釈
「KYOTO KENRAN – 京都絢爛」は、京友禅の伝統的な図柄を現代の視点で再解釈し、新たな表現を生み出すアートブランド。
受け継がれてきた美意識を尊重しながらも、固定概念にとらわれず、多様なプロダクトやクリエイションへと昇華させることを目的としている。
京都の職人技と融合
同ブランドは、京扇子の老舗・舞扇堂とコラボレーションし、新たな京扇子「京都絢爛扇子」を発表した。
伝統的な京友禅の柄を現代の視点で再解釈し、京都の職人技と融合させた逸品となる。
「KYOTO KENRAN – 京都絢爛」は、受け継がれてきた美意識を尊重しつつも、固定概念にとらわれることなく、多様なプロダクトへと展開することを目的としている。
京都に蓄積された歴史的なデザイン資産を現代の感性と融合させ、新たな形で発信することで、日本の文化が持つ可能性を広げることを目指す考えだ。
「KYOTO KENRAN – 京都絢爛」は、今回の京扇子とのコラボレーションをはじめ、今後もさまざまな分野の企業やクリエイターとの協業を通じて、伝統と革新の融合を探求していくという。
日本人の心を満たす豊かさがある
「KYOTO KENRAN – 京都絢爛」のブランドコンセプトは、「『絢爛』という感性をいまに活かす」。古都・京都の栄華を象徴する絢爛豪華な京友禅は、そのデザイン性で日本人のハレの日を支えてきた。
しかし日本人のアイデンティティが薄れるにつれて、その感性も文化と共に失われつつあるという。「KYOTO KENRAN – 京都絢爛」は、「いつかの京都」にあった絢爛豪華な姿は、日本人の心を満たしてくれる豊かさがあると考えている。
「KYOTO KENRAN – 京都絢爛」は、これまで京友禅のデザインとして描かれてきた絢爛豪華な作品を、いまあるものに掛け合わせて、現代にその文化的価値を受け継いでいくこと、日本が紡いできた華やかで美しい感性が日本の豊かさを再生すると考えている。
京扇子とのコラボレーション
今回の舞扇堂とのコラボレーションでは、京都の伝統工芸を未来へ受け継ぐという共通の想いのもと、新たな京扇子の制作に取り組んでいる。
長い歴史を持つ京友禅の柄を現代へ再解釈して制作したアートブランド「KYOTO KENRAN – 京都絢爛」に、舞扇堂の卓越した職人技を掛け合わせることで、京都が育んできた美意識を体現するプロダクトだ。
8種類の図柄を採用
「京都絢爛扇子」では、「京都絢爛」の8種類の図柄を採用。
採用した図柄は「束ね熨斗鷹文(タバネノシタカモン)」「流水に鯉鷹文(リュウスイニコイタカモン)」「松に鷹文(マツニタカモン)」「菊露芝文(キクツユシバモン)」「花尽くし水引文(ハナツクシミズヒキモン)」「
雅久寿玉文(ミヤビクスダマモン)」「松に二居鷹文(マツニフタモトタカモン)」「椿牡丹文(ツバキボタンモン)」となっている。
「通常扇子」「飾り扇子」の2種類
舞扇堂とコラボレーションした京扇子は、日本古来の美意識と現代性を融合させたアートと、代々受け継がれてきた京都の職人技が光る特別なもの。
実用性に優れた「通常扇子」と、インテリアやギフトに最適な「飾り扇子」の2種類が展開される。
京都絢爛の独自の色彩と表現が際立つ「飾り扇子」
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束ね熨斗鷹文
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流水に鯉鷹文
「飾り扇子」¥15,000~は、京都絢爛の独自の色彩と表現が際立つアートピース。
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KYOTO KENRAN ARTと飾り扇子(束ね熨斗鷹文)
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KYOTO KENRAN ARTと飾り扇子(流水に鯉鷹文)
伝統の枠を超えた新しいデザインが、空間に鮮やかな個性と洗練された美しさをもたらす。
日常に取り入れやすい「通常扇子」
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椿牡丹文
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松に二居鷹文
「通常扇子」国内参考上代¥8,000~は、新たな視点から京都と日本の美を捉えた、日常に取り入れやすい扇子。軽やかな作りながらも、印象的な色彩とモチーフが使う人の感性を刺激してくれる。
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花尽くし水引文
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菊露芝文
現代のライフスタイルにもなじむ、洗練されたデザインのアイテムだ。
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松に鷹文
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雅久寿玉文
国内外の展示会に出品
京都絢爛の新たなプロジェクト「京都絢爛扇子」は、2月12日(水)~14日(金)開催の「第99回 東京インターナショナル・ギフト・ショー春2025」、2月10日(月)~12日(水)開催の「JAPAN TRADE EXHIBITION in DUBAI 2025」など、国内外の展示会で披露。
京友禅の美しさと現代の感性が融合した「京都絢爛扇子」。伝統工芸の新たな可能性を感じられそうだ。
「KYOTO KENRAN – 京都絢爛」ブランドサイト:https://kyotokenran.ijichi-screen.co.jp
舞扇堂公式サイト:https://www.maisendo.co.jp
(鈴木 京)