女優の故キム・セロンさんは24年の短い人生を終えこの世を去った。キム・アイムという名前に改名をし、新しい出発を控えていた中で伝えられた悲報だ。
キム・セロンさんの側近は去る16日、メディアEdailyに「キム・セロンさんはキム・アイムという名前に改名し、新しい出発をしようとした」、「知人たちとカフェ開業も準備中であり、芸能界復帰も準備をしていたのにこの悲報が信じられない」と打ち明けた。
ソウルの城東警察署はこの日午後、キム・セロンさんが自宅で死亡した状態で発見されたと伝えた。警察によると、キム・セロンさんに会うことを約束した友人の通報を受け出動したが、キム・セロンさんはすでに死亡した状態だった。警察関係者は外部侵入の痕跡など犯罪の疑いは見つけられていないが、死亡経緯などを継続捜査中」と明らかにした。
2001年に雑誌モデルで芸能界デビューしたキム・セロンさんは、2009年に映画「旅行者」を通じて演技活動を開始した。この映画に出演し、最年少で世界3大映画祭(カンヌ、 ベニス、ベルリン)と呼ばれるカンヌ映画祭に進出した。2010年に公開した映画「アジョシ」で繊細な演技を披露し、子役俳優として注目され以降映画「私は父だ」、「マンホール」、ドラマ「女王の教室」、「華麗な誘惑」など多数の作品に出演し活発な活動を続けて来た。
しかしキム・セロンさんは去る2022年5月18日、ソウルの清潭(チョンダム)洞付近で飲酒運転事故を起こし騒動となった。当時事故で変圧器が破損し、周辺商店が停電の被害を受けた。キム・セロンさんはこの事故当時、現場での飲酒測定検査を拒否し、採血検査を要求し、検査結果血中アルコール濃度が免許取り消し水準である0.2%が出たと伝えられている。この事故の余波でキム・セロンさんは活動を自粛し、昨年映画「ギターマン」の撮影を行い復帰を準備していた。
故人の復帰作である「ギターマン」の政策と演出を担い、空いて俳優として呼吸も合わせたイ・ソンジョンソンウォン製薬代表は、メディアEdailyに対し「撮影でキム・セロンさんは明るく凛々しかった。いつも笑顔でいたずら心も多かった」とし、「おっ所にいる時は明るく笑うが、一人の時間は暗く見え、大変そうに見えそういう部分に心が痛んだ」と追悼した。
隣でキム・セロンさんを見守ったイ・ソンジョン代表は、「復帰する過程で苦しかったようだ」とし、「そして一緒に撮影をしながら復帰がうまくいくようにと応援した。ここからだと、耐えてかっこよく立ち上がろうと話をすると明るく答えてくれたのに残念だ」と打ち明けた。
映画「ギターマン」は昨年11月初めに撮影を終え、公開時期は未定だ。
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