ドラマや映画などに多数制服が採用されている自由制服ブランド「CONOMi」を手掛ける「このみ」が、学生の成長に伴うパンツの裾長さ問題を解決する「くるりん裾上げパンツ」を開発!
自由制服のパンツ全てを「くるりん裾上げパンツ」に仕様変更し、販売を開始した。
裾上げ不要なパンツが登場
「くるりん裾上げパンツ」は、パンツの裾に特殊なパーツ(くるりん裾上げシート)を取り付けており、ミシンなどで裾上げすることなく、職人級の仕上がり感でパンツの丈を自在に短くも、長くもできる裾上げ不要のパンツ。
裾についているシートをパンツ内側に折り返すことにより、長さを短くして調整。折り返しの回数により長さを調節できる。もちろんパンツを履いたまま短くも長くも調整でき、成長著しい学生にとっては夢のようなパンツとなっている。
パンツの裾丈を約4cm間隔で何度でも調整でき、動いても折り返した裾が落ちてこないのが特徴。
長さ調節は、30秒程度でできる。パーツは軽く柔らかく、履いていて違和感もないという。家庭洗濯やクリーニングもOK。成長に伴う裾直しがなくなる。
「くるりん裾上げパンツ」の価格は15,400円(税込)で、「CONOMi」各店舗とオンラインストアで購入できる。
「くるりん裾上げパンツ」開発の道のり
「くるりん裾上げパンツ」開発の道のりを紹介しよう。
新入学時に学生パンツを購入、裾上げされたものが利用者の手に渡るが、夏休み明けの衣替え時には、すでにパンツの長さが短くなり、再度お直しが必要になっていたという。裾を長くするには、預かりの時間と大きなコストがかかる。さらに今後は、お直しの職人も減少することが見込まれることもあり、これを何とか解決できないかと夢見たことが開発のきっかけだったそう。
開発にかかった期間は、およそ3年間。最初は、パンツの内側にファスナーを取り付け、長さを調節できないかなどと考えたが、ファスナーの引手が脚に当たりケガをする恐れがあったり、パンツの裾がピシッときれいにならなかったり、コストがかかり過ぎてしまったりと、上手くいかないことの連続だったという。
ブレイクスルーできたのは、詰襟学生服の襟部分の芯地について打ち合わていたとき。一昔前の詰襟学生服は襟が非常に硬く、肌触り悪く、着心地の悪いものだったが、現在は柔らかく、肌触りよく型崩れしにくい形状記憶性能が高いものとなっているという。学生からも好評で近年は、ほぼ柔らかなタイプしか選ばれない状況にあるそうだ。
この柔らかで、肌触りよく、高い形状記憶性能をもつ芯部材を流用できないかと考えたところで開発スピードが一気にアップ。
素材の研究、パーツ成型の研究、このみの社員やその家族による試験着用などを経て完成形へと発展し、特許申請を行いようやく販売にこぎつけたという。
常設店4店舗を展開する自由制服ブランド
このみは、新潟県妙高市に本社を置く企業。このみが手掛ける「CONOMi」は、原宿竹下通りを中心に常設店4店舗を展開している自由制服ブランドだ。上品でかわいい制服アイテムが全て揃う学生憧れの制服ショップ。新入学シーズンには、全国にて期間限定ショップも展開する。
また、映画、ドラマ、CM、アーティストのミュージックビデオなど、多数メディアを問わず、幅広く衣装としても使用されている。
この機会に、「くるりん裾上げパンツ」についてチェックしてみては。
CONOMi オンラインストア:https://www.conomi.jp
(ソルトピーチ)