マドレーヌの製造販売を手がけるHYKは、「北海道産 北大ラズベリー使用 米粉のまどれーぬ ラズベリー」270円(税込)を、直営店舗や各種ネットショップにて発売した。
障がい者の就労・収入につながるマドレーヌ
HYKは、経済産業省より全国で500社が認定される「健康経営優良法人2024 ブライト500」の中の1社。「もったいない、を形に」そして「食と福祉を結ぶ」をテーマに、「米粉のまどれーぬ」などを製造し、販売店である「マドマドレ」を運営。マドレーヌの袋詰め、ラベル貼りなどの作業は、同社が運営する就労継続支援B型事業所ベジタブルが担い、障がいのある人の就労や収入につなげている。
グルテンフリーでフードロスの解決も
HYKの「米粉のまどれーぬ」は、グルテンフリーなので、小麦アレルギーの人やグルテンを控えている人も食べることができる。パッケージの工夫で賞味期限365日を実現しており、一般に流通しない小さいお米や割れたお米を米粉にしていることから、フードロスの解決につながっている。
小ロットで作るため試作に取り組みやすく、マドマドレではさまざまな種類のマドレーヌを販売している。そして今回、「北海道産 北大ラズベリー使用 米粉のまどれーぬ ラズベリー」が登場した。材料には、北海道大学の星野研究室と余市町の生産者が研究し開発した「北大ラズベリー」を使っている。
手入れがしやすく気候に合ったラズベリーを開発
海外産のラズベリーは、日本の気候に弱く、樹高が高いため育てるのに大変なこともあり、国内で流通するラズベリーの99%は輸入品となっている。
北海道大学の星野洋一郎教授は、低木で手入れや収穫がしやすく、北海道の気候でよく育つラズベリーを開発すれば、生産者の高齢化による問題の解決にもつながると考え、余市町とともに研究を続けてきた。北海道の野生のキイチゴにラズベリーを掛け合わせ、15年かけて100種類以上を試作したうち、特に優れた4品種だけが「北大ラズベリー」と認定された。
生産者の負担を減らしたいという北大ラズベリーのねらいは、持続可能な営農を追求するHYKの理念に通じており、両者の想いを一つの形にしたのが「北海道産 北大ラズベリー使用 米粉のまどれーぬ ラズベリー」。爽やかな酸味と甘味をもち、豊かな香りが特徴だ。
販売は、札幌マドレーヌ本舗マドマドレ、DCM西岡店、北洋銀行ECモールcollesho店、マドマドレYahoo!ショップ店、Amazonにて。
生産者と研究者の思いが込められた「北海道産 北大ラズベリー使用 米粉のまどれーぬ ラズベリー」を味わってみては。
■札幌マドレーヌ本舗マドマドレ
住所:北海道札幌市清田区里塚2条6丁目1-3
URL:https://madomadore.com
※北大ラズベリーは、北海道大学の商標登録商品です
(山本えり)