お江戸深川さくらまつり実行委員会は、桜並木を船の上や橋の上から堪能できる「第21回 お江戸深川さくらまつり」を、3月22日(土)〜4月6日(日)に東京都の門前仲町・清澄白河・森下・越中島エリアにて開催する。
江戸の伝統を引き継ぐ東京随一の桜まつり
「お江戸深川さくらまつり」は、江戸時代の埋立地に造られた運河沿いを中心に咲き乱れる桜を、船から、橋から、護岸から楽しめる、江戸の伝統を引き継ぐ東京随一の桜まつり。石島橋・黒船橋・牡丹町公園お花見エリア(大横川)、高橋周辺お花見エリア(小名木川)、東京海洋大学お花見エリア(隅田川、豊洲運河)にて実施される。
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江戸情緒を満喫できる和船乗船体験
「お江戸深川さくらまつり」では、水面まで低くせり出した満開の桜のすぐ下をくぐり抜けることができる、同イベントならではの風情を楽しめる。また、三味線の音色がこだまする新内流し、幻想的なガムラン演奏、マルシェ、ワークショップイベントなど様々なイベントも行われる。
江戸時代から盛んな水上からの花見
大横川の名は、江戸城から見て横に流れることから呼ばれたと伝わる。明暦の大火(1657年)後の復興事業として掘り開いた河川だ。
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手が届きそうな距離で桜を楽しめる
「動力船観光(お花見クルーズ)」は、黒船橋乗船場を発着の大横川周遊+隅田川ミニクルーズ付きで、期間中毎日運行。また、日本橋乗船場と高橋乗船場を30分で結ぶ特別シャトル便が3月26日(水)・27日(木)に運行される。公式サイトにて予約を受付中だ。
「和船乗船体験」は、黒船橋乗船場にて発着。江東区和船友の会により動力を使わず昔ながらの100%櫓(ろ)漕ぎでの遊覧を楽しむことができる。土日のみの運行で、当日9時30分に整理券が配布される。
「カヌー体験乗船会」は、関東一円の川筋と江戸を結ぶ水運の大動脈だった小名木川で、カヌーを体験可能。高橋乗船場の周辺を水上散歩する。実施日は、3月22日(土)・23日(日)・29日(土)・30日(日)。当日10時に整理券を配布する。
「和船乗船体験」「カヌー体験乗船会」ともに、例年短時間で整理券の配布が終了するので、興味のある人は早めに手に入れよう。
三味線の音色がこだまする新内流し
3月23日(日)・30日(日)、4月6日(日)の各日13時~14時には、「新内流し」が行われる。大横川にこだまする三味線と歌が聞こえてくると、まるで江戸時代へタイムスリップしたかのような気分に。石島橋付近で和船が止まり、橋の上の観客からは盛大な拍手で迎えられるという。なお、雨天の場合は中止となる。
「石島橋お休み処」では、たくさんの人や船が行き交い、水辺の様々な表情を楽しめる。石島橋は、約1.3キロ以上、両岸約270本の桜並木を眺めるメイン会場となる。土日の10時~16時30分には、石島橋の上に、深川飯やおせんべいなど深川の名店が出店する(雨天の場合は中止)。
酒場の並ぶ門前町ならではの夜桜
期間中毎日17時~22時には、夜桜ライトアップも実施。
東富橋から越中島橋までの桜並木がライトアップされ、黒船橋乗船場から東富橋までの桜並木には提灯が灯る。大横川北沿いの飲食店の窓辺からも夜桜見物が可能だ。
このほかにも、多数のイベントが予定されているので、イベント公式サイトをチェックしてみて。
「お江戸深川さくらまつり」に参加して、江戸の伝統を引き継ぐ東京随一の花見を楽しんでみては。
お江戸深川さくらまつり公式サイト:https://fukagawa-sakura.com
お江戸深川さくらまつり公式X:https://x.com/fukagawasakurah
(山本えり)