俳優のキム・スヒョンと故キム・セロンさんの遺族の双方が、内容証明に対する内容から、オンライン上に広まっている写真まで、激しい立場の違いを見せている。
18日、キム・スヒョンの所属事務所「ゴールドメダリスト」は、公式立場を盛り込んだ長文の資料を送り、前日、故キム・セロンさんの遺族の代わりに乗り出し、記者会見を開いた法律代理人の法務法人「BUYOU」のブ・ジソク代表弁護士、韓国芸能人自殺防止協会のクォン・ヨンチャン所長、キム・セウィ「カロセロ研究所」代表の主張を全面的に反論したのだ。
遺族側は、記者会見で、ゴールドメダリストが、故キム・セロンさんに3月25日、2次内容証明を送ったとし、「今後、SNSに写真を掲載したり、所属事務所の誰とも接触をしたり、『涙の女王』がこのような写真で損害を受けた時に、賠償処理するという内容が盛り込まれていた」と主張した。
しかし、ゴールドメダリスト側は、内容証明を公開し、「内容証明を通じて確認できるように、当社は、キム・セロンさんにどこにも作品に及ぼす損害に賠償せよという要求をしなかった。SNSに写真を掲載したり、所属事務所の俳優と連絡をすることで、損害賠償を請求することもまた不可能なこと」と、遺族側の主張を否認した。
続けて、「当社が2次内容証明を送ったことは、キム・セロンさんに内容証明に対するより正確な案内をするためだった」と説明した。
ゴールドメダリスト側で公開した2次内容証明には、「会社が貴下の貸与金債務返済期が到来したにもかかわらず、これを貴下に請求しない場合、依頼人の会社役員たちに背任罪が成立する素地があるため」、「貴下と債務返済の方法、時期などにおいて、前向きに協議する意思がある」などの内容が盛り込まれた。また、「この事件の債務返済を依頼人の所属役職員または俳優個人の業務ではなく、依頼人の会社の所管業務であるため、この事件の債務と関連して、依頼人の会社所属の役職員または、俳優たちに連絡することを謹んでくださることを丁重に要請する」という内容も共に記載されている。故キム・セロンさんが1次内容証明を受け取り、キム・スヒョンに連絡を取ったことについて述べたのだ。
また、故キム・セロンさんが、キム・スヒョンと共にいる写真をSNSに公開したことについて、「該当俳優は、現在放映中のドラマに出演中である関係で、貴下の行為は、該当俳優と依頼人の会社だけでなく、ドラマの制作会社や他の出演俳優、スタッフ、放送局、OTTなどの関係者たちにも影響を及ぼしかねず、ひいては大きな法的問題を引き起こす重大な事案だ。依頼人の会社をはじめとした関係者たちの営業に、大きな支障をきたしかねない行為は自制してくださることをお願いする」という内容が共に含まれている。
ゴールドメダリストは、故キム・セロンさんに7億ウォン(約7千万円)の債務を督促したという疑惑についても、内容証明の全文を公開し、「キム・セロンさんと債務返済の方法や時期などにおいて、前向きに協議する意思があるため、キム・セロンさんが可能な債務返済日程を法律代理人に知らせてほしいという内容があるだけで、債務返済を督促する内容は、まったく盛り込まれていない」とし、「内容証明を送った翌日となる3月26日、当社の法理代理人は、当時、キム・セロンさんのマネジメント会社と疎通を図り、内容証明郵便の趣旨を説明し、キム・セロンさんは、2次内容証明を通じて、『貴社が前回、依頼人に見せた誠意に関して感謝する気持ちと共に、当然、貴社が被った損害に関する責任を負うという気持ちで、私が負担すべき損害額の確定と共に、今後の返済計画に関して、協議を通じて調整したい』という立場を明らかにした」とも釈明した。
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