韓国の有名女優の顔の施術中に２度火傷を負わせた医師が、約5000万ウォン（約500万円）の損害賠償判決を受けた。
20日、韓国の法曹界によると、ソウル中央地裁18民事部（部長パク・ジュンミン）は、女優A氏の顔に火傷を負わせた医師B氏に4803万9295ウォンを賠償するように判示した。裁判所が、Ｂ氏が施術中に強度と回数を調節する注意義務を考慮せず傷を負わせたと判断した。
2021年5月、A氏は睡眠麻酔状態で3種類の皮膚施術を受けた。その過程でA氏の左頬部位に傷がついたが、B氏は傷部位に湿潤バンドを貼っただけで特別な措置を行わなかった。
これにA氏は2021年から現在まで、他の皮膚科で50回にわたって火傷治療や傷修復術を受けているが、まだ完全に回復していない状態だという。
A氏側はB氏が2億ウォンを賠償しなければならないと主張した。1審はA氏の主張を一部受け入れたが、すでに支出した治療費に慰謝料まで合わせて損害賠償額を5000万ウォンと制限した。
1審判決に対し両側とも控訴せず、事件はB氏がA氏に5000万ウォン損害賠償することで判決が出た。
一方、A氏は2012年にデビューし、「紳士の品格」、「恋愛の発見」などで主演として活躍し、最近あるバラエティ番組に出演中だ。
