【埼玉県吉川市】木造建築の魅力を発信する拠点「ポラステクノシティ」誕生!注文住宅モデルハウスも

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埼玉県越谷市に本社を構えるポラスグループは、3月1日(土)、グループ最大規模の木造建築の拠点として、吉川市の吉川美南駅東口周辺地区土地区画整理事業地内に「ポラステクノシティ」を開設した。

SDGSで注目が高まる中大規模木造建築事業の一層の拡大と、展示スペースの活用による「交流と学びの場」として地域の人々に親しんでもらえる、木造建築の魅力を発信する情報拠点として運営していく。

「ポラステクノシティ」概要

「ポラステクノシティ」には、住まいに関する技術展示スペースと事務所としてのオフィス棟「ウッドボックス」、ポラス暮し科学研究所が入る研究棟「ウッドラボ」、木造建築について実験・開発を行う実験棟「テクノラボ」という、3棟の中大規模木造建築がある。

この3棟に加えて、注文住宅のモデルハウス4棟「体感すまいパーク吉川美南」で構成される複合施設だ。

中大規模木造建築3棟共通の特徴

中大規模木造建築物3棟に共通する特徴として、省エネ適合性判定にて各棟ZEB(ゼブ)数値を達成していることが挙げられる。

ZEBは、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略称。建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロかマイナスにすることを目指した建物を指し、同施設は消費する一次エネルギーの収支がゼロとなる最高ランクのZEB。3棟合計で年間杉10,214本分、森林面積11.3ha分のCO2排出削減効果があるそう(*1)。

また、国土交通省補助事業「建築BIM加速化事業」を利用し、木造建築でBIMを活用していることも特徴。BIMとは、コンピューター上に作成した3次元の建物のデジタルモデルに、コストや仕上げ、管理情報などを追加した建築物のデータベースを、建築の設計、施工から維持管理までのあらゆる工程で情報活用を行うための手法だ。

このほか、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」も認定取得している。

各棟の特徴



オフィス棟と研究棟は、一般流通材と大断面集成材(大断面材は600mm~720mmの梁せい)、住宅用の金物を使用して建築された。

75分準耐火木造建築であるオフィス棟は環境省「建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業」に採択されている。


実験棟は、3階建ての戸建住宅サイズを室内に納め、様々な住宅性能実験を行うため982.5㎡の空間に12,000mmの天井高を実現。全館避難安全検証法の適用により排煙設備・排煙窓を免除されている。

大断面集成材を使用(柱=420mm角・長さ13,000mm燃えしろ設計による木構造の表し)(梁=120㎜×1,200㎜×20,000㎜)し、木目の綺麗さや香りなど木のぬくもりも体感できるのも特徴。高さ3,550mmのCLT耐力壁を3段重ね、総高さ13,000㎜になる。

木造建築の魅力を発信する情報拠点「ポラステクノシティ」に足を運んでみては。

■ポラステクノシティ
住所:埼玉県吉川市大字高久822
URL:https://www.polus.co.jp/polus-techno-city
*1 森林研究所HP資料を元に試算

(Higuchi)

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