「LE SSERAFIM」が初めて開催するワールドツアーは、完成度の高いパフォーマンスと飾らない言葉でファンとの絆を確かめ合い、深い感動を与えた。
「LE SSERAFIM」(キム・チェウォン、サクラ、ホ・ユンジン、カズハ、ホン・ウンチェ)は去る19~20日、仁川インスパイアアリーナで「2025 LE SSERAFIM TOUR ‘EASY CRAZY HOT’ IN INCHEON」を開催し、Fearnot(ファンクラブ名)と対面した。
今回の公演は、そのタイトルが示すように、3枚目のミニアルバム(EASY)、4枚目のミニアルバム(CRAZY)、そして5枚目のミニアルバム「HOT」を網羅する3部作プロジェクトのフィナーレだ。「LE SSERAFIM」は先月14日に発売した5枚目のミニアルバム「HOT」のイントロトラック「Born Fire」で公演の幕を開けた。楽曲が流れると、数十人のダンサーが一糸乱れぬ動きでパフォーマンスを披露し、会場の雰囲気は瞬く間に熱気に包まれた。続いて「Ash」「HOT」「Come Over」といった最新曲や、「EASY」「Blue Flame」「Eve, Psyche & The Bluebeard's wife」など、これまでの活動を網羅したセットリストでグループの足跡をたどった。
この日、「LE SSERAFIM」は「思いがけない曲で熱くスタートしてみましたが、Fearnotの皆さんのエネルギーはかなり高いですね。しかしこれはまだ始まりにすぎません。見たい曲もたくさんあると思うので、最後まで期待してください」と意気込みを語った。その後、150分を超えるランニングタイムの間、休むことなくパフォーマンスを続け、「ガールズグループトップレベルのパフォーマンス」であることを改めて証明した。「FEARLESS」「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」「ANTIFRAGILE」といったメガヒット曲はバンドバージョンに編曲されて強烈さを増し、これに対し観客席からは爆発的な歓声と応援が沸き起こった。また「Swan Song」はカズハがバレエの動作で自ら考案した振り付けで観客の視線を釘付けにした。このほかダンスブレイクを追加した「CRAZY」、大型ジャングルジムセットを活用した「1-800-hot-n-fun」など目を楽しませる仕掛けでファンを喜ばせた。
「LE SSERAFIM」は、ファンたちの熱いアンコール要請に応えて観客席から再び登場。初のファンソング「FEARNOT (Between you, me and the lamppost)」を歌った。続いて「つらい時もうれしい時も、お互いを支え合える存在がいかに美しく、特別であるかを知っているからこそ、私たちもFearnotの皆さんにとって、そんな存在でありたいと願っています。共に分かち合う思い出、心からの言葉、そして私たちが贈る愛は、すべて偽りのないものです。ですから、Fearnotの皆さんも、人生を懸命に生きる中で疲れてしまう瞬間が訪れたら、今日のこの日のことを思い出して、皆さんを愛する人がいると信じて、前へ進んでいってください。私たちはさらに強くなったし、これからもきっと上手くやっていけると信じています。今後の私たちの歩みも、どうか一緒に見守っていてください」と感想を伝えた。
仁川公演を成功裏に終えた「LE SSERAFIM」は、今後、名古屋、大阪、北九州、埼玉、台北、香港、マニラ、バンコク、シンガポールなどでワールドツアーを続けていく。
WOW!Korea提供