【北海道釧路市】道東の歴史を感じながら巡ろう

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北海道釧路市

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、北海道釧路市を写真とともに紹介する。

Vol.443/北海道釧路市

釧路市に入ってから、霧がいっそう濃くなった。もちろん晴れた姿も見たいけれど、濃霧の姿もそれはそれで、嘘のない景色なんじゃないかと思えてくる。

工場と多くすれ違い、煙突から煙がもくもくとと出ている。「大きなまちだな…」と素直に思った。北海道の東に、これだけ立派なまちがあることに、やはり驚いてしまう。

釧路市立博物館で、どうやって釧路のまちが発展したのか、道東の動植物やアイヌの方々の歴史についてなど、いろんな展示をちょっと時間をかけて見た。

昆虫は、寒冷地だと成長できる期間が短いので、全般的にサイズが小さいと知った。イトウやサーモン、魚は大きいイメージだったので、昆虫は逆なんだな、と思う。

明治時代、釧路は漁村だけではなくて、釧路炭田の石炭や、松材をつかった製紙業も盛んになりながら発展したということも。さらに鉄道も敷かれて利便性が良くなり、人口も増加していったと。

幣舞橋(ぬさまいばし)。ヨーロッパ風の橋だ

釧路市立博物館へ

道東で採れる昆布はサイズがとても大きかった

幣舞橋とまちなみを幣舞公園から

ここを走ったけど、ちょっと怖かった

すんごい名前だ

また、カブで走っているときには、「鳥取」の地名を見かけて、鳥取? と思っていた。すると展示の中で、旧鳥取藩士が移住していたことが紹介されていた。明治30年以降、各県の農村から、団体で移住が行われていたそうだ。そういう集団移住の歴史も、今の釧路にはあるということをあらためて知ったのだった。

ちなみに蛇足だが、郵便局の名前で「フィッシャーマンズワーフ郵便局」とあったこともとても驚いた。いろんな地名があるものである。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式X:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247

  

  

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