「イベントレポ」TREASURE 4都市10公演15万人を動員したFAN CONCERT『2025 TREASURE FAN CONCERT [SPECIAL MOMENT] IN JAPAN』を完走!日本での単独ライブイベント総動員100万人を突破!(オフィシャルレポ)

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4月23日(水) の兵庫・GLION ARENA KOBE公演を皮切りにスタートしたTREASUREのFAN CONCERT『2025 TREASURE FAN CONCERT [SPECIAL MOMENT] IN JAPAN』の最終公演が5月17日、18日にさいたまスーパーアリーナで開催された。初日を迎えた17日には、雨の中、スタンド上部までぎっしりと埋まるほどのTREASURE MAKERが駆けつけた。

暖かなライトに照らされる舞台上にメンバーが登場し、4月28日配信の新曲「YELLOW -JP Ver.-」で公演の火蓋を切って落とすと、地響きのような観客の歓声が鼓膜を揺らす。その勢いは、スタンドの座席がアトラクションのように激しく上下するほどだ。「歌え!」「Make some noise!」の煽り声に歓声は一層大きくなった。メンバーの笑顔が特に光る「SARURU」では、TREASURE MAKERのコーラスも重なり、会場は自然と一体に。嵐の「Happiness」のカバーではASAHIの掛け声「みなさんご一緒に!」がレスポンスを誘う。JUNKYUとDOYOUNGが互いに腕を伸ばして指を絡めたり、PARK JEONG WOOとSO JUNG HWANがおでこをくっつけ合ったりと仲の良さも健在だ。日本出身メンバーも多く、日常的に日本語が飛び交っているからこそ、J-POPがこれほどしっくりと馴染むのだろう。公演は始まったばかりだが、曲が終わる頃には早くも「楽しい!」という声が聞こえてきたほど、空間はすでに熱狂に満ちていた。

今回の見どころの1つはカバーステージとシャッフルユニットステージ。間髪入れずCHOI HYUN SUKとHARUTOがアリーナから登場し、メインステージ上のYOSHIも加わってラップライン3人で大先輩GD&TOPの「Don’t Go Home」「HIGH HIGH」を踏襲する。YOSHIのGDパート〈LIKE 忍者〉や、HARUTOのGD&TOPパート〈BABY ちょっと STOP NOW 時間がない NOW〉、CHOI HYUN SUKの〈AIIIIIIIITE〉など、キリングポイントが炸裂。HARUTOが「埼玉行くぞ!」ともう1段階ギアを上げ、最後は全員でステージ上に倒れ込んだ。

また、青紫色に照らされたステージに流れるBIGBANGの「BAD BOY」ではYOSHI、JUNKYU、YOON JAE HYUK、ASAHI、HARUTO、PARK JEONG WOOがメロディアスな歌声を響かせ、会場中のペンライトも優しく縦に揺れる。ASAHIとHARUTOのユニット曲「THANK YOU」ではDOYOUNGとSO JUNG HWANが転がり込むようにステージに登場してロックにカバー。背中合わせになるようなラストの構図も画になった。

グループ内ユニットT5によるユニット曲「MOVE」は、オリジナル以外の5人――CHOI HYUN SUK、YOSHI、ASAHI、HARUTO、PARK JEONG WOOの “R5” によるカバー。サビでロックアレンジが加わり、PARK JEONG WOOの安定感あるサビ、ブリッジのYOSHIの繊細な歌声、ダンスブレイクのCHOI HYUN SUK、2番のプリフックで身包み剥がされそうになるASAHI、ラストサビ前のHARUTOの腹筋のチラ見せ……と、カバー曲の醍醐味が満載だ。

本編も後半戦。青のジャケットや革のパンツなどメンバーそれぞれがハードな衣装にチェンジして登場した一発目は「KING KONG」。直後、あたたかなポップナンバー「LAST NIGHT」でも、観客の大きな掛け声が一体となって楽曲を作り上げる。

(2ページに続く)

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