京都夜市プロジェクトは、6月8日(日)に第一回「京都夜市(Kyoto Night Market)～誰そ彼時の宵風にゆられる灯り～」を、東本願寺前の「お東さん広場」で開催する。
同イベントは、夜間観光の創出と地域文化の継承・創造を目指し、京都の伝統と食、アート、子どもたちの活躍が交わる“現代の縁日”として、観光客と地域住民の新たな交流の場を創出する。
京都夜市プロジェクトについて
2025年に設立された京都夜市プロジェクトは、京都を地盤とする事業者や中小企業診断士、地域支援者、文化関係者らの有志によって構成され、京都の地域文化・伝統芸術・観光資源の振興を目的とする団体。文化的価値と収益性を両立する新たなビジネスモデルの構築を通じ、持続可能な「文化経済の循環」を実現する。
「京都夜市」の主なコンテンツ
「京都夜市」の主なコンテンツを紹介していこう。
こどもたちが“店長”に！「こども縁日屋台体験」では、金魚すくい、綿菓子、ヨーヨー釣りなど、昭和の縁日を再現した屋台コーナーを、小学生が“こども店長”として運営。商売体験を通じて社会性を育むキャリア教育型のユニークな試みで、家族連れが楽しめるコーナーとなっている。
本格忍者が参上！「甲賀の里 忍術村」ショーは、滋賀・甲賀の本格忍者テーマパーク「甲賀の里 忍術村」が出張出演。国籍を問わず観客を魅了する忍術パフォーマンスで、外国人観光客も見逃せないコンテンツだ。
学生と観光がつながる「人力車乗車体験」にも注目だ。同志社大学の学生団体「人力俥友之会」による人力車体験は、学生ならではの温かいガイド付きで、非日常を味わえる企画となっている。
陶芸家による「京焼」(清水焼)絵付け体験
また、地元の食・工芸・アートが勢揃い。約70店舗が集まり、京都の伝統工芸や雑貨、アート作品、農産物、地元グルメ、クラフトビールなど、多彩な出店で「まるごとの京都」を体感できる。夕暮れ時から灯りが灯る幻想的な空間で、買い物や食事を楽しんで。
日中とは違う京都の魅力を引き出す
京都には多くの観光客が訪れる一方で、「夜に楽しめる場所が少ない」「地元住民との接点が希薄」「観光公害が深刻」といった課題もあるという。
京都夜市プロジェクトでは、「観光の時間的・空間的分散による混雑緩和 伝統文化」「地域産業の持続的な販路拡大」「観光客と地域住民が共に楽しむ交流の場づくり」「子どもたちの社会参加・地域連携教育の実践フィールド」を目的とし、“夜市”という新たなスタイルを提案する。
4月20日(日)には、プレイベント「京都宵市」を実施。
Kokoka京都市国際交流会館で11時〜19時に開催された。
今回、夜間の時間帯を活用することで、日中とは違う京都の魅力を引き出し、「暮らしと観光が共存する」持続可能な地域モデルを目指している。
「京都夜市」は、祇園祭・山鉾巡行日の7月17日(木)、8月11日(月)、9月12日(金)、それ以降も月に1回のペースで開催予定。今後も地域団体・企業・行政と連携しながら、文化と経済の循環を促す夜間観光の新しい形として、継続的に展開し、「定期夜市」として運営していく考えだ。
「京都夜市」に足を運び、京都の夜を満喫してみて。
■京都夜市(Kyoto Night Market)～誰そ彼時の宵風にゆられる灯り～
日時：6月8日(日)15:00～22:00 ※雨天決行
会場：お東さん広場(東本願寺前)
住所：京都府京都市下京区常葉町754
HP：https://kyotonightmarket.wixsite.com/site1
(ソルトピーチ)
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