野菜収穫サブスクリプションサービス「はたけビュッフェ」が、これまでの愛知・神奈川・千葉・埼玉・宮崎に加え、6月からさらに兵庫・鹿児島でも新規オープン。7県に拡大する。
サブスク型の野菜収穫農園
「はたけビュッフェ」は、月定額で野菜が365日採り放題となる野菜収穫サブスクリプションサービス。農家は畑で野菜を生産し、消費者は畑で自ら野菜を収穫するシステム。消費者は、月定額制でお得に新鮮な野菜が購入でき、収穫体験も楽しめる。一方、生産者は、消費者へ野菜採り放題の収穫体験を提供することで、収穫から出荷までの労働時間をおよそ5割削減できるメリットも。「はたけビュッフェ」は、消費者と農家のwin-winを実現したサービスだ。
「はたけビュッフェ」では、年間を通じて20種類以上の野菜が収穫可能。月定額で好きな時に何度でも通え、家族が食べる分なら採り放題。地産地消で環境に優しく、子育て世帯に人気の食育体験ができるのも魅力だ。利用は世帯ごとに申込が必要で、料金は月額大人1人世帯6,000円、大人2人世帯9,500円、大人3人世帯13,000円(農園ごとに価格が異なる)。同居する高校生以下の子どもは無料となっている。
この取り組みは、地産地消のため、配送コストがかからず環境負荷を低減。月額制のため、市場価格に左右されにくく物価高騰対策になるメリットも。また、農家直販で卸・加工・小売業者を介さないため低価格での提供が可能。消費者が自然や植物に触れる機会を創出し、体験による食育を推進することができる。また、食と農を近づける取り組みとして農業関係人口を増やすことも期待できる。そのほか、収穫・調整・出荷作業を利用者へ委ねることで過剰労働の解消につながり、農家の働き方改革にもつながるのだそうだ。
6月から兵庫、鹿児島にも農園がオープン
6月に新たに2つの農園がオープンする。鹿児島県姶良市の「たけのうち農園」は、鹿児島市内から通いやすい山間の農園。大根、レタス、キャベツ、ジャガイモなどから始まり、トマト、ナス、ピーマン、キュウリなどの夏野菜が徐々に揃う。
兵庫県三木市の田園が広がる自然豊かな地域にある「ちくりんファーム」は、体験を通じて豊かな食生活が広がっていくことを大切に考え、環境保全型農業に取り組んでいる。
「1市町村1収穫農園」を目指して
農家支援サービスを行うノーティストは、今後について、「はたけビュッフェが農業を変革する一助になれるよう事業を推進し、「1市町村1収穫農園」の世界を目指して活動します。」と語っている。
現在、農園がオープンしているのは5県。宮崎県小林市の「山内ファーム」は、周りを山に囲まれた場所でのびのびと野菜を育てる農家。神奈川県相模原市の「長谷川農園」は、サッカーコーチから農家へ転身。環境保全型農業に強いこだわりを持つ。千葉県千葉市の「 Farm831」は、広告業から農家へ転身。60代後半からの就農で1.6haを耕作し、熱い想いで野菜と人を育てる。愛知県の農園は4つ。日進市の「自然菜園マナファーム」は、トヨタ自動車を退職後、野菜農家に。ライフスタイルとしての農業を楽しむ自然体な農園だ。岡崎市の「ゆっくり自然農園」では、野菜のほか椎茸やミカンが手に入ることも。みよし市の「ちいの自然農園」は5月にスタートしたばかり。女性らしい細やかな農園管理でのんびり楽しめる畑を作っている。豊田市と岡崎市に2か所の畑を運営する「松本自然農園」は「はたけビュッフェ」はじまりの農園。埼玉県さいたま市の「農園四季巡り」は、2024年5月に就農。畑の100%を「はたけビュッフェ」用としている。
今後もさまざまな地域で農園がオープン予定だ。7月1日には栃木県真岡市に、7月頃には福井県越前町に、11月頃には茨城県行方市に、秋頃には兵庫県加東市、栃木県鹿沼市、栃木県大田原市、神奈川県秦野市にオープン予定。また埼玉県鳩山町(時期未定)、2026年には愛知県豊川市にも農園がオープンする予定だ。
「はたけビュッフェ」が生まれた経緯
「はたけビュッフェ」を運営するノーティストの代表取締役・松本直之氏は、農業者であり農業系ユーチューバー。野菜セットの生産・販売を約20年続けてきたが、数年前から産直EC市場の競争激化や配送コスト高騰等で経営状況が悪化。経営を立て直すため地産地消型の「はたけビュッフェ」へ業態転換したのだそうだ。現在、10県で19農家が開園または準備を進めている。
消費者と農家、互いのwin-winを実現した野菜収穫サブスクリプションサービス「はたけビュッフェ」をチェックしてみては。
ノーティスト公式サイト:https://notist.co.jp
はたけビュッフェ公式サイト:https://hatakebuffet.com
(熊田明日良)
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