NAVERウェブ小説『私の夫と結婚して』が、日韓共同プロジェクトとして、待望の日本ドラマ化が実現します。韓国の大手エンターテインメント企業であるCJ ENMと、数々の国際的ヒット作を生み出してきた韓国屈指の制作会社スタジオドラゴンがタッグを組み、初の日本映像作品の企画を手掛けた一作。監督を『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』(22)などで知られるサスペンスやヒューマンドラマを得意とするアン・ギルホ。脚本を『1リットルの涙』(05)、『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』(24)など多くのドラマ話題作を手がけ、今年開催された第48回日本アカデミー賞にて優秀脚本賞(映画『九十歳。何がめでたい』)を受賞された大島里美が務めます。
キャストは、二度目の人生を送る主人公・神戸美紗と、美紗の上司・鈴木亘をW主演の小芝風花と佐藤健が務め、美紗の一度目の人生の夫・平野友也を横山裕、美紗の親友麗奈を白石聖と豪華キャストに最高峰の制作陣が作り出す日本オリジナルならではの『私の夫と結婚して』。"2度目の機会は必ずある!" 一人の女性の心の成長と真実の愛を描いた人生リセットストーリーで痛快な復讐劇を果たしていく美紗の結末とは。
配信前日である6月26日(木)に日本では、配信直前日韓コラボイベントが開催されました。上映後には韓国からリモートでW主演を務めた小芝風花×佐藤健が生出演し、日本の会場には横山裕、白石聖、田畑智子、黒崎レイナ、七五三掛龍也と豪華キャストが登壇。イベント後韓国では制作発表記者会見が行われ韓国メディアからの質問に受け応える様子も。さらに金浦空港では、ファンやメディアが小芝と佐藤に詰めかけ、大盛り上がり!
「配信直前!日韓コラボイベント」として行われたこの日のイベントは韓国で会見を行う小芝風花、佐藤健らと中継で繋いで実施。日本側では、横山裕、白石聖、田畑智子、黒崎レイナ、七五三掛龍也が登壇し、会場の一般客とともに「ヨボセヨ!」という呼びかけにスクリーンに映し出される。そんな小芝と佐藤の日本での収録と変わらぬ様子のたたずまいで座るふたりに、思わず横山も「ホンマに韓国ですか?」とツッコんで会場は大笑い。小芝も「韓国を満喫するひまもなかったですが、空港で出迎えてくれたのはうれしかった」と語ると、佐藤も「今から夜ご飯を楽しみにしています」と続けるが、「ホンマに韓国ですか?」とたたみかけた横山のツッコミに会場は笑いに包まれた。
本作のメガホンをとったのは、「ザ・グローリー 輝かしき復讐」のアン・ギルホ監督。韓国の気鋭のクリエーターとのタッグに小芝も「すごく楽しかったです。監督の演出が新鮮なことが多くて。監督からは新しいことを引き出していただいた部分が多かったので、すごく勉強になりました」と語ると、佐藤も「言語が違うからもっと苦労するのかなと覚悟していたけど、全然そんなことはなくて。やっぱりエンタメは共通なんだなと感じました」と述懐。さらに本作が初共演となる佐藤と小芝だが、小芝も「物事の見方がすごく深くて。勉強になったのと、ワードセンスがすごくツボで。現場ではずっと笑ってました」と述懐。さらに佐藤も「小芝さんがどんなことでも明るく笑ってくれて。現場を盛り上げてくれました」と振り返った。
韓国と日本という遠距離をつなげて行われたこの日のイベントだが、「タイトなスケジュールでしたが、風花ちゃんがずっとこのままで。和気あいあいとした感じで現場にいました」と田畑が証言する通り、共演者たちが繰り広げる思い出話に終始、明るく笑い続けていた小芝。佐藤が「映画の冒頭で亀吉の池が干上がっているのを小芝さんが発見して。亀吉を探すシーンがあったんですけど、小芝さんは土の穴をかき分けて、カメを探していらしたけど、カメは土の中に生息していると思ってた?」と指摘すると、「はははは」と笑いが止まらない様子の小芝。「違いますよ。もちろん土にいないのは分かっていますし、ここで探してくださいと言われたら掘っていったんで」と返答。そんなふたりの楽しそうなやり取りに会場も大笑いとなった。
さらに1話の冒
頭、婚約者の友也と親友の麗奈の裏切りにより、美紗がマンションから落とされそうになるシーンについて「あそこは本当のマンションで撮っていたので、首に負荷がかかって。水を飲むのも大変でした。だから撮影が終わった後に(白石)聖ちゃんが筋肉疲労に効くオイルをホテルまで届けてくれて、ものすごく救われました」と感謝の言葉を述べるも、白石演じる麗奈が親友を裏切って不幸に陥れる役柄であることを踏まえた横山が「それを僕、はたから見ていたんですけど、毒じゃないよなと思っていました。ニコニコしながら大丈夫?と言いながら毒を持っていったのかなと思った」と冗談めかして語る横山のコメントに共演者たちも大爆笑。また横山は「役者人生で一生忘れないと思うんですけど、服を試着するシーンがあって、そのまま衣装を着てお店の外から出て、車に戻ったんです。そしたらピピピピ!と服についていたブザーが反応して、店員さんから出演者と気づかれず、『ダメです!』と万引きに間違えられました」と撮影エピソードを話し、会場は笑いに包まれた。
そんな大盛り上がりのイベントだったが、ここで小芝と佐藤は韓国の会見に参加するため中継は終了。まずは佐藤が1話、2話を鑑賞したばかりの観客に向けて「この後どんどんおもしろくなっていきます。韓国版を観た方もハラハラドキドキするので、最後まで見届けていただけたら」と期待をあおると、小芝も「作品自体は復讐(ふくしゅう)ものなのでギスギスしたところはありますが、撮影自体はこんな感じで和気あいあいとした感じでした。この後も日本オリジナルの展開があったり、友也と麗奈の幼少期もあって。なんでこうなったのかも描かれているので、最後まで楽しみにしてくださったら」と呼びかけて、会見へと向かっていった。
そしてここからは日本でのイベントに参加するキャスト陣によるトークイベントを実施。劇中で最低な夫を演じることになった横山は「まったく気持ちが分からなくて。どう演じるか悩んでいたんですが、監督が『友也いいよ、いけいけ!』と言ってくれたので。そのことを信じて、4カ月、友也をまっとうできたと思います」と述懐。監督からは「友也、気持ち悪いよ」と呼ばれていたとのことで、「それは褒められているのだろうか、と思いましたけど」と冗談めかす横山。「でもうれしかったですね。言葉が通じなかったところもありましたが、監督とディスカッションできたのもうれしかった。先ほど主演のふたりが日本版オリジナルに落とし込んだところもあると言っていましたが、今後友也が報われる部分も出てくると思います」と明かした。
一方の白石も「大変でした」と振り返る。「表面上は仲良くしていても、マウントをとりあったり、裏腹な気持ちをはらんでいるので、このシーンではどういう見え方が適切なのかを風花ちゃんと、監督と一緒に話し合いながらやりました。大変なシーンはたくさんあったけど、それでもわたしは麗奈という役に出会えたことを誇りに思っていて。自分の殻をやぶれた気がしますし、楽しく演技をさせていただきました」という。さらに監督から言われた言葉で、印象的なものがあったと語る白石は、撮影中に監督が足の指を骨折して、足を引きずりながら撮っていた時があった時のことを振り返り、「大切なシーンなのに自分が満足できないところがあったんです。時間も押しているしどうしようと思ったんですけど、監督が『麗奈が満足するまで僕は足を引きずるよ』と言ってくれたのがうれしい言葉すぎて。監督についていこうと思いました」と振り返った。
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