群馬県高崎市に本社を構えるシームスは、世界中の抹茶ファンに向けて、日本全国から選りすぐった抹茶ブランドを取り揃えたオンラインセレクトショップ「MATCHA SELECT SHOP」を、6月1日(日)に正式オープンした。
同サイトでは、生産者や職人とともに素材と向き合い、手仕事の息づく抹茶だけを選び抜き、抹茶という日々の暮らしにそっと寄り添う“日本の文化”を世界に発信していく。
初期ラインナップは5ブランド
「MATCHA SELECT SHOP」では、サイトオープン時の初期ラインナップとして、5つの抹茶ブランドの商品を取り扱っている。
静岡の「富士の抹茶」、熊本の「熊和の白」、三重の「すいざわ」、京都宇治の「MARUKYU KOYAMAEN」、「REVI ORGANIC MATCHA」というラインナップだ。
また、国産茶筅・茶碗・ミニ畳などの茶道具も取り扱い、自宅で“抹茶空間”を楽しめるトータル提案を行っている。
今後の展開
「MATCHA SELECT SHOP」は今後、多言語対応のグローバルサイトへアップデート予定。世界中の抹茶ファンへ日本の魅力を直接届ける。
また、ポップアップイベントの継続開催も計画。5月に表参道で開催した初回ポップアップは、完売商品が出るなど大盛況だったそう。対面で消費者の声を聞けるリアルイベントを大切にしたいと考え、今後も国内外を問わず定期的に開催したいとのことだ。
さらに、様々な日本の伝統文化とのコラボも。抹茶のみならず、日本には多くの素敵な伝統文化がある。コラボという形を通して、様々な日本の文化を知ってもらうきっかけになればと考えている。
なお、すでにいくつかの企画は進行しているそう。
立ち上げの背景とブランドコンセプト
シームスは、現代人の多くは忙しさの中で、心と体を整える時間を見失い、心身ともに疲弊している人が非常に増えているように感じているという。
お茶は、昔からもてなしの中心にあり、人が集い、季節を感じ、心を通わせる時間の象徴でもある。お茶の習慣を日々の生活に取り入れることで、日常に“整えるひととき”をもたらし、前向きで楽しく過ごせる人を増やすことに貢献できるのではないかと思ったのが、同サイト立ち上げのきっかけだったそう。
同社は、同サイトを通じて「抹茶は、自由でいい。」を伝えたいという。伝統的な所作だけに捉われず、シェイカーで手軽に飲むスタイルや、自分の時間を大切にするための抹茶習慣など、もっと自由で、もっとやさしく、そしてその先にもっと伝統的な楽しみ方も見つけてほしいと考えている。
また、世界的な抹茶ブームとは裏腹に、生産の現場では人手不足や後継者問題など多くの課題があるという現状から、抹茶という日本の伝統産業に真摯に向き合い、生産者や職人の想いや実際の仕事を正しく伝えたいというのも、同サイトを立ち上げた理由だという。
同社は、伝統を守るだけでなく、今という時代にふさわしいかたちで、未来へと、茶の心をつないでいくことをミッションとしている。
ライフスタイルに寄り添う“新しい抹茶体験”を提案する「MATCHA SELECT SHOP」をチェックしてみては。
「MATCHA SELECT SHOP」:https://matcha-select.com
(Higuchi)
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