「イベントレポ」BOYNEXTDOORが日本初のアリーナ公演を開催 充実のステージで見えた未来への一歩(オフィシャルレポート)

取材レポート/TOPICS/PHOTO

(P)&(C) KOZ Entertainment.

K-POP第5世代をリードするボーイグループ・BOYNEXTDOORが6月28日~30日の3日間、東京・京王アリーナTOKYO メインアリーナで『BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1’ ENCORE IN JAPAN』と題した単独コンサートを行った。今回の公演は昨年12月からスタートして世界13都市を巡回した大規模なツアーのアンコールとなるもので、この後に開催するソウル公演をもって全行程を終える。今年3月の神奈川公演でメンバーたちが「回を重ねるたびにスケールアップする」と語っていたとおり、さらに大きな会場で充実したステージングを展開。広い会場を埋め尽くしたONEDOOR(ファンの呼称)は、誰もが満足そうな笑顔を浮かべていた。本稿では3日目(30日)の模様をお届けしたい。

 

定刻になると、6人のメンバーは壮大なイントロに導かれるように舞台に登場。挨拶代わりに日本デビュー曲「Earth, Wind & Fire(Japanese Ver.)」と軽快なヒップホップナンバー「Dangerous」を披露すると、「Who’s there? BOYNEXTDOOR! こんばんは、BOYNEXTDOORです!」と、元気よく声を響かせた。

TAESAN:(P)&(C) KOZ Entertainment.

「やっぱりアリーナはスケールが違いますね」(TAESAN)、「前回の公演に来ていただいた方はいらっしゃいますか? あの時、僕たちが言いましたよね。KNOCK ON(楽園)はどんどん大きくなるって!」(JAEHYUN)と、次々と喜びを伝える彼ら。その表情は自信に満ちていて実に頼もしい。

WOONHAK:(P)&(C) KOZ Entertainment.

そして「この曲のサビを一緒に歌えるかどうかで今日の盛り上がりが分かります」(WOONHAK)との前振りで始まったのは「But I Like You」。さらに「l i f e i s c o o l」や「OUR」といった清涼感あふれるボーカルを堪能できるナンバーを披露すると、場内のペンライトの光がより激しく揺れていく。

LEEHAN:(P)&(C) KOZ Entertainment.

イメージ映像を挟んで再びメンバーが集結し、3rd EP『19.99』に収められているシックなナンバー「Call Me」と「20」を歌い上げると、2度目のトークタイムとなった。LEEHANの「この曲をやるのは本当に久しぶりなんです」とのコメントをきっかけにそれぞれがツアーを振り返ると、引き続いて日本デビュー1周年の話題に。

 

2024年7月10 日に4曲入りのJP 1st Single『AND,』で日本デビューを果たしたBOYNEXTDOORは、まもなく日本での本格的な活動から1年の節目を迎える。次のステージでは、この時期にふさわしいナンバーが届けられた。「1年前、僕たちが出会った瞬間から今日までは何の日? Everyday’s a GOOD DAY!」とRIWOOがファンに声をかけると、「GOOD DAY」のイントロが流れ出す。この曲は同シングルに収録した日本オリジナルソング。サビで歌われる〈晴れの空の下で自由に叫ぶんだ/心躍る最高な今日を過ごして〉というフレーズが、ライブで聴くと一層心にしみる。

RIWOO:(P)&(C) KOZ Entertainment.

コンサートの中盤は、グループのマスコットキャラクターと共演した「ABCDLOVE」、叙情的なギターリフとリズミカルなドラミングで迫る「Amnesia」、清涼感あふれるバンドサウンドが印象的な「Fadeaway」など、グループのポップな魅力をアピールする楽曲が次々と登場。続く3回目のトークタイムではトロッコに乗りながら歌ったことに触れ、SUNGHOが「実はこれってアンコール公演で新たに加わった演出なんですが、すごく良いと思います!」と少し興奮気味に語ると、場内はすっかり和やかな雰囲気に。

SUNGHO:(P)&(C) KOZ Entertainment.

スペシャルな演出はさらに続く。今度は5月にリリースした4th EP『No Genre』をイメージして準備したというユニットステージに突入。最初はJAEHYUN、LEEHAN、WOONHAK (チーム名:ハンウンミョン/それぞれの名前の一部を組み合わせたもので、意味は“ひとつの運命”)でCreepy Nuts の「Bling-Bang-Bang-Born」を、次はSUNGHO、RIWOO、TAESAN(チーム名:ウエノカイ/理由はグループが住む宿舎で上の階に住んでいるから)でMrs. GREEN APPLEの「青と夏」をカバー。彼らの新たな一面を知って感激したファンも多かったに違いない。

(P)&(C) KOZ Entertainment.

ここからは人気ナンバーでラストスパート。大ヒット曲「今日だけ I LOVE YOU(Japanese Ver.)」をはじめ、ミディアムテンポのバラード「Crying]、日本語の歌唱で魅力が倍増した「But Sometimes(Japanese Ver.)」、穏やかなボーカルがこの季節によく似合う「Gonna Be A Rock」でアリーナの空気を温めた彼らは、ONEDOORとともに「One and Only」や「今日だけ I LOVE YOU(Japanese Ver.)」などを歌う〈KNOCK ON カラオケ〉コーナー(28日=「But Sometimes」、29日=「Nice Guy」)で一体感を生んだ。自然体で盛り上げていくその様子を見ると、グループの急速な成長ぶりをあらためて痛感する。

(2ページに続く)

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