グループ「BTS(防弾少年団)」のメンバーVとJUNG KOOKが、YouTubeチャンネル「タルドク収容所」を相手に提起した損害賠償訴訟の調停が不成立となった。
21日の取材の結果、この日午前、ソウル西部地方裁判所で行われたVとJUNG KOOK、そして所属事務所Big Hit MusicがA氏を相手に提起した損害賠償訴訟の調停期日は「調停不成立」と決定が下された。
調停期日において両当事者間の合意が成立しなかったため、既存の控訴審訴訟の手続きが再び続く予定だ。
VとJUNG KOOKは昨年3月、Big Hit Musicと共にA氏が虚偽の映像を掲載して名誉を毀損して会社の業務を妨げたとし、9000万ウォン(約900万円)台の損害賠償請求訴訟を提起した。
Big Hit Musicは、A氏が所属事務所の著作物を無断で使用したことについても賠償しなければならないと主張した。
1審で裁判部はA氏がBig Hit Musicに5100万ウォン(約534万年)、VとJUNG KOOKにはそれぞれ1000万ウォン(約105万円)、1500万ウォン(約157万円)を賠償しなければならないと原告一部勝訴の判決を下した。
この判決に不服を見せたA氏が控訴し、2審で裁判部が裁判を前に調停回付を下したが合意に至らず訴訟が再開される。
A氏は2021年10月から2023年6月まで、自身が運営したYouTubeチャンネル「タルドク収容所」で芸能人の悪質な噂をテーマに映像を制作してきた。
このためVとJUNG KOOK以外にも歌手カンダニエル、グループ「IVE」のチャン・ウォニョンらの虚偽事実流布と名誉毀損の疑いで民・刑事裁判を受けたり、裁判が進行中だ。現在該当チャンネルは削除された状態だ。