【奈良県五條市】「堀内果実園」加工場・カフェ・ショップを併設した地域創生の新拠点「Land」オープン

奈良・吉野の老舗果実園「堀内果実園」は、加工場・カフェ・ショップを併設し、食に関わる地続きの物語を届ける複合型の食体験施設「Land(ランド)」を、奈良県五條市に8月9日(土)にオープンする。

地域創生の新拠点・五條を味わう複合型の食体験施設
消費者と生産者をつなぎ、くだものの魅力を発信
自社商品や日本各地の豊かな食を伝える商品を販売
地元産生鮮や工場直送品を素材に用いたメニューが揃う

地域創生の新拠点・五條を味わう複合型の食体験施設

「堀内果実園」は、明治36年(1903年)に開墾し、現在6代目が吉野の山奥にて広大な果樹園を守っている。土作りから商品販売までの一貫体制を強みとし、樹齢100年以上の「百年柿」を中心に、梅、ブルーベリー、すももなどを栽培。2017年より東京、大阪を中心に直営店4店舗を手がけている。

また、標高400mに位置する山間地での営農を土台に、日本のくだものの魅力を直接伝え、関係人口の創出などから地域創生に貢献し、都市と農村、世代と地域をつなぐ流れをつくる構想を13年前より温めていた。その第一歩として、「五條に人を」をスローガンに、地域創生と未来につなげる農業を志す旗艦施設として「Land」オープンする。

消費者と生産者をつなぎ、くだものの魅力を発信

「Land」は、加工場・カフェ・ショップ・本社機能を備え、ワンストップで生産から消費までの過程を見届けることができる場として、消費者と生産者を相互につなぐ役割を果たす。

果樹園や畑に囲まれた緑豊かな丘の上に建つ立地を活かし、果樹の育成や収穫体験イベント、地域の生活や文化を覗くワークショップも企画していく。平日は近隣住民に地場産業への理解と愛着を深める場として、週末は近隣都市に住む幅広い層の人にくだものの魅力を身近に感じてもらう場として、五條の魅力を未来へつなぐ拠点となることを目指している。

自社商品や日本各地の豊かな食を伝える商品を販売

加工場では、HACCAP基準で衛生・品質管理を行っており、ドライフルーツは年間約20～30トン(原料ベース)製造可能。農場直送の旬の素材を活かした地域名産品「あんぽ柿」は、シーズン中10万個を生産し、地域生産物での商品開発なども行う。

ショップでは、工場直送フルーツ加工品、地元農産物、スイーツ、限定ギフトなどの自社全商品のほか、日本各地の豊かな食を伝える商品をセレクトして販売する。

「あんぽ柿」大1個486円～は、奈良吉野の山麓で栽培する種無柿の一番美味しい時期に、一つひとつ丁寧に収穫し加工している。

「ジャムクッキー」100円～や、堀内果実園の梅で作ったスパークリングワイン「古都のあわ梅」1,200円なども揃う。

地元産生鮮や工場直送品を素材に用いたメニューが揃う

カフェでは、地元産の生鮮や工場直送品を素材に用いた食事やスイーツ、ドリンクを楽しむことができる。1Fはベンチシート16席、2Fはテーブル52席＋テラス(フリー席)が用意されている。

「雲かき氷」3,280円は、削りたての氷のふわふわとしたフォルムと綿菓子のように溶ける食感が特徴。日之出製氷の大和氷室の氷を使用しており、削りたてのきめの細かなおいしさを味わえる。オリジナルくだものソースや艶やかに盛り付けられたくだものを、アレンジしながら楽しもう。

「くだものどら焼き KURUNOさつまいも」680円は、近隣の久留野地区で栽培されているKURUNOGOJOの紅はるかのペーストをふんだんに使用。ふっくら生地にさつまいもの甘さとバターの相性もぴったり。このほか、「檸檬のレアチーズケーキ」925円「MEGURIパフェ梅とチョコレート」1,980円、「しっとりパウンドケーキ」770円などのスイーツが楽しめる。

食事メニューの「わがまま籠もりプレート」1,980円は、五條のお米や旬の食材が小鉢で色々楽しめる籠もり。「チャーシューエッグ丼」1,680円は、養豚から加工・製造し添加物を使用しないソーセージなどで有名な“ばぁく”の豚肉を使用したとびきりの丼。このほか、「焼き野菜と果実のカレー」1,680円、「農園茶粥」1,280円、「おにぎりプレート」1,480円を味わうことができる。