映画「顔」が新しい製作方式で話題だ。
映画「顔」は、目の前の物を見ることはできないが篆刻職人として生まれ変わったイム・ヨンギュ(クォン・ヘヒョ扮、若い頃はパク・ジョンミン扮)の息子イム・ドンファン(パク・ジョンミン扮)が、40年間行方不明だと思っていた母親の死に対する謎を暴く物語を描く作品。
映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」、「サイコキネシス-念力-」、「新感染半島 ファイナル・ステージ」、ドラマ「地獄が呼んでいる」などのヨン・サンホ監督の初期の作品から参加し、映画「バトル・オーシャン 海上決戦」、「1987、ある闘いの真実」、「神と共に」シリーズ、「パラサイト 半地下の家族」、「別れる決心」、「ハンサン -龍の出現-」、「戦と乱」、ドラマ「イカゲーム」シリーズなどに参加し、今や韓国映画をリードするベテランスタッフになった各分野の専門家たちが、忙しいスケジュールの中でも集まって、この映画を完成させた。ヨン・サンホ監督が、初期作であるアニメ映画「フェイク~我は神なり」のシナリオ作業直後に構想を始めた「顔」は、そうした友人であり同志のような彼らの参加によって映画にすることができた。
定型化された映画製作方式の枠から外れた環境で映画を作りたいと悩んでいたヨン・サンホ監督は、普段から気心知れた仲間たち約20人と共に、たった2週間のプレプロダクションと13回の撮影だけで「顔」を完成させた。少数精鋭で構成されたスタッフと、これまでの長編映画の4分の1に過ぎない撮影期間にもかかわらず、驚くべきプロダクションを完成させた同作品は、ベテランたちの驚くべき機動力が発揮された作品として期待を高める。
ヨン・サンホ監督は「韓国映画界のトップクラスにいる方々が、久しぶりに監督だったり新米だったりの感じで仕事しながらも、既存の映画と変わらないクオリティーの作品を作るためにたくさん頑張ってくれた。映画をやってて一番いい点は、気の合う仲間たちと一緒だということで、そういう意味で癒しに近い作業だった」と満足げに語った。
映画「顔」は9月11日に韓国の映画館で公開される。
WOW!Korea提供