【山梨県富士吉田市】宿泊施設「BLANC FUJI」にリサイクル羽毛を使った枕「ふとんでまくら」を期間限定導入

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9月13日(土)からアメイズプラスは、BLANCが運営する山梨県の宿泊施設「BLANC FUJI」の客室(一部を除く)に、リサイクル羽毛を使った枕「ふとんでまくら」を半年間限定で導入する。

毎年1億枚以上廃棄される寝具の課題に着目し、施設と同じ山梨県の工場で再生した羽毛を活用。廃棄布団を旅の快眠体験に変える、地域内循環型の取り組みだ。

廃棄される寝具の問題を解決するために2社が協力


昨年、東京23区内で回収された粗大ごみの個数1位は布団で、97.6万枚にものぼる(令和4年度 東京23区清掃一部事務組合 清掃事業年報)。また、寝具全体で見たときには、日本で毎年1億枚以上が廃棄され、リサイクルはわずか2%にとどまっている。


羽毛リサイクルを行うREREXの佐藤代表取締役は、「羽毛はリサイクルすれば100年使えることを日本に広めたい」と語る。


この状況を見過ごせなかったのが、美容健康雑貨メーカーのアメイズプラスだ。寝具を扱う企業として、「寝具がリサイクルされていない状況をなんとかしたい」と考えていた。2社の想いが重なり2024年11月、リサイクル羽毛を活用した「ふとんでまくら」が生まれた。

2社をつないだのはNTT DXパートナーおよびNTT東日本が運営する、日本の睡眠課題解決をめざす企業間コミュニティのZAKONE。

ZAKONEでは参画企業同士のマッチングも行なっており、「寝具の廃棄事情、羽毛のリサイクルについて認知を広めたい」と相談したところ、BLANCと繋がった。

素材の異なる3層構造で環境と身体に優しい枕が誕生


環境にやさしいだけではなく、人々の声に向き合った「欲しい」と思ってもらえる商品を目指した。もともとアメイズプラスに寄せられていた利用者の声に「寝起きに肩がだるい」という声が寄せられていた。

これは枕が体に合っておらず、肩に負担をかけすぎているためだ。この悩みを解決するためには肩まで覆う大きさや、「沈み込みととサポート性の両立」が必要だった。「寝具の廃棄問題」や「肩がだるい」などが重なり開発が進んだ。

1層目はリサイクル羽毛、2層目はウレタン、3層目はコットンと素材の異なる3素材で構成されている。こうすることで「沈み込みととサポート性の両立」を実現した。

昨年11月に海外向けクラウドファンディングを皮切りに、国内でもオンライン販売。累計販売数は約3500個を記録している。

布団を導入するのは宿泊施設「BLANC FUJI」


「ふとんでまくら」をより多くの人に使ってもらい、リサイクル羽毛の魅力を知ってもらうため、「BLANC FUJI」への導入を決定した。


「BLANC FUJI」は、富士山を望む自然豊かな環境にある、トレーラーハウスを活用したヴィラタイプの宿泊施設。自然共生型の滞在体験を提供しており、環境への配慮や地域資源の活用など、SDGs的な考え方を重視している。


また、BLANCが掲げる「余白」というコンセプトにおいて、心身を整えるための質の高い睡眠は欠かせない要素だ。その観点からも、宿泊者の睡眠の質を高められることが、導入の大きな決め手となった。


アメイズプラスは今回の取り組みを通じて、まずは寝具の廃棄問題やリサイクル羽毛の存在について広く知ってもらいたいと思っている。

さらに、日本人は睡眠時間や質が悪いという課題もあるため、同商品を使用してもらい、良い睡眠を取ってもらいたいという考えもある。そして賛同してくれる施設を増やし、社会全体のムーブメントにできればと考えている。

「BLANC FUJI」に宿泊する際は、「ふとんでまくら」の寝心地にも注目しよう。

■BLANC FUJI
住所:山梨県富士吉田市上吉田東9-6-25
公式サイト:https://blan-c.com/fuji/

アメイズプラス公式サイト:https://amaze-plus.com

(佐藤 ひより)

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