ジビエの“今”を学べるセミナーが、10月より、北海道・東京・大阪・岡山・愛知の全国5か所で開催される。
これは農林水産省による、利活用技術者育成研修事業の一環として実施されるものだ。
ジビエとして利活用することを推進
一成では、農林水産省 鳥獣被害防止総合対策交付金(鳥獣被害対策基盤支援事業)を活用し、被害対策で捕獲した個体をジビエとして利活用することを推進するため、捕獲者向けの「ジビエハンター育成研修」、ジビエの処理・活用者向けの「ジビエまるわかりセミナー」、ジビエの衛生管理を推進する「国産ジビエ認証制度」の普及啓発を行っている。
また、ジビエ処理加工施設の設備から運営方法も含めた計画作成や、研修会の企画・運営、農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー・鳥獣保護管理コーディネーター・ジビエ利活用コーディネーターの派遣等も実施。
農林業等への被害が深刻化
全国各地において、野生動物、特にシカやイノシシによる農林業等への被害が深刻化しており、今後も継続的な被害対策としての捕獲が求められているという。
このような状況を踏まえ、一成では「ジビエまるわかりセミナー」を本年度、全国5か所にて開催する運びとなった。
被害防止と産業振興の両立を目指す
セミナーを通じて、捕獲された野生動物を地域資源として有効に活用し、被害防止と産業振興の両立を目指す取り組みを広くお伝えする。
同セミナーでは、被害対策の現場で捕獲された個体を衛生的に処理するための基本技術から、ジビエを食肉ビジネスとして展開していく際の運営の考え方、さらに捕獲から解体、流通、販売に至るまでの一連のプロセスを体系的に学べるカリキュラムを用意。
単なる知識の習得にとどまらず、事業計画の立案や地域での実践に応用できる力を身につけてもらいたいと考えているそう。
ジビエ事業にこれから新たに挑戦する人はもちろん、食肉処理や販売に携わる事業者、関心をもっていて知見を深めたい人、解体処理施設の設立を検討している人、地域おこし協力隊員、自治体職員、捕獲従事者をはじめとする関係者など、幅広い人が参加できるセミナーとなっている。
申込みは、HP内の申込フォームより受け付ける。
受講料は、テキスト代も含み無料。ただし、セミナー会場までの旅費は参加者負担。セミナー終了後には、研修カリキュラムの理解度を確認したうえで、受講者へ修了証を授与する。
全国5か所で開催を予定
全国5か所の開催概要は以下。
10月15日(水)・16日(木)には、北海道札幌市にある「北海道大学 アグリフードセンター」にて、10月20日(月)・21日(火)には、東京都千代田区にある「農林水産省 7階講堂」にて、11月19日(水)~21日(金)には、大阪府大阪市にある「大阪合同庁舎1号館 第1別館 2階大会議室」にて、12月22日(月)・23日(火)には、岡山県岡山市にある「岡山第2合同庁舎 10階会議室」にて、2026年1月15日(木)~16日(金)には、愛知県名古屋市にある「名古屋能楽堂 会議室」にて、セミナーを実施予定。
ジビエの可能性を共に考え、実践につなげる絶好の機会となりそうだ。
一成 ジビエ利活用関連事業:https://www.issei-eco.com/jibie/workshop
(鈴木 京)
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