“チェ・イェナ(元IZ*ONE)は初音ミクとコラボ”「PLAVE」など韓国のバーチャルアーティスト、サブカルを超えK-POPのメインストリームに急上昇

ニュース


バーチャルアーティストは、もはや“サブカルチャー”ではない。過去の一部のマニア層の忠誠度の高いファンを基に愛されていたバーチャルミュージックは、今や大衆音楽界の一つの軸として位置づけられている。大型フェスティバルの開催と共に、SMエンタテインメント、HYBEに続いて、JYPエンターテインメントまで、本格的に市場に進出し、バーチャルアーティストは、K-POPスターたちと肩を並べる“今が旬のアイドル”として急浮上している。

〇 韓国初の大規模バーチャルフェスティバル開催

18日から19日、ソウル・サンアム(上岩)文化広場で、「MBCバーチャルライブフェスティバル with Coupang Play」が開かれる。このイベントは、韓国で初めて多数のバーチャルアーティストがオフラインステージに共に集まる超大型イベントで、関連ファンの熱い関心を受けている。

出演陣は、「PLAVE」や「異世界アイドル」をはじめに、APOKI、「BRAZY」、「IRISE」、「LUVITA」nævis、「OFF EQUALS」、「Plan.B」など活発な活動を続けている主要バーチャルグループたちが総出動する。特に、バーチャルファンの特徴である積極的なオフライン参加の性向を勘案すれば、今回のフェスティバルは、ひとつの祭りである、“聖地”として機能する展望。

韓国トップクラスのK-POPスターである「RIIZE」、「NMIXX」、チェ・イェナ(元IZ*ONE)と、“ライジングスター”「KISS OF LIFE」、「tripleS」、「Xdinary Heroes」、「izna」、「NEXZ」、「KiiiKiii」、「USPEER」、「&TEAM」、「AHOF」も招待される、


〇 バーチャルアイドル「IRISE」、新曲発売でフェスティバル熱気UP

フェスティバルを控え、バーチャルアイドル「IRISE」は、2ndシングル「LOVE GAME」を発売し、活発な音楽活動に乗り出す。メンバーのLUNÉ、SHANA、KIIRI、TIZ、ZERØで構成された「IRISE」は、12日から13日、デジタル音源と共にQRコード方式の個人所蔵型「ステージアルバム」を発売する。このアルバムは、KT genie musicが製作・流通し、ミュージックプラントを通じて予約販売される。購入したFANTASY BOYSには、ビデオ通話ファンイベントの応募機会も与えられる。

「IRISE」は、もう一つの異色イベントとして、単独ショーケース「IRISE SHOWCASE: UNVEIL」を準備中。11日午後7時に「IRISE」の公式YouTubeおよびWeverseチャンネルを通じて生中継され、新曲のステージをファンに初公開する予定。

〇 チェ・イェナ、バーチャルシンガー“初音ミク”とコラボ…日本で反響

歌手チェ・イェナは、グローバルバーチャルシンガーの初音ミクとのコラボを通じて、日本で熱い反響を得ている。初音ミクが、チェ・イェナの新曲のフィーチャリングに参加したのだ。先月15日と17日、東京と大阪で開かれた「2025 THE YENA SHOW [私は STAR!] 」の公演で、初音ミクがフィーチャリングした新曲が初めて公開された。

初音ミクは、日本のクリプトン・フューチャー・メディアのボーカロイド技術を基盤に、2007年に誕生した代表的なバーチャルアーティスト。その後、全世界のファンから愛され、ホログラムコンサート、多様なグッズ発売、音楽コラボレーションなどで、グローバルな活動を続けている。

〇 JYPも加勢…2029年バーチャルアイドル市場規模が5兆ウォン

バーチャルアイドル市場は、大型芸能事務所の参入でより成長している。SMエンタテインメントは、自社の世界観に属した人工知能(AI)バーチャルアイドル・nævisをSMのコンサートの舞台で公開し、最近にも新曲を発売し、ファン層を広げている。HYBEの子会社「Supertone」は、昨年バーチャルガールズグループ「SYNDI8」を披露した。

最近には、JYPエンターテインメントもテックビジネス子会社「BLUE GARAG」を通じて、AIアーティスト製作を公式化した。G-DRAGON(BIGBANG)の所属事務所「Galaxy Corporation」は、グローバルバーチャルAiアーティストのオーディションを開催する予定。このオーディションは、ルックスや性別ではない、純粋な実力と個性で評価、選抜された者たちは、デジタルアイデンティティを持ったAiバーチャルアーティストとして活動することになる。

市場調査機関の「Global Information」によると、全世界のバーチャルアイドルおよびYouTuber市場は、2023年の10億8279ドル(約1兆5065億ウォン、約1500億円)規模に成長するものとみられる。初期には、2Dアニメーション基盤の癒し系ルックス、リアルタイムのライブ放送を通じたコミュニケーション、オフラインコンサートやグッズ販売などで“忠誠ファン”を構築していたバーチャルアーティストは、今やK-POPの大衆性と技術力を兼ね備えた次世代アイドルとして評価されている。大型芸能事務所の積極的な進出と共に、バーチャルアーティスト間の競争もいっそう激しくなる見通しだ。

 

WOW!Korea提供

タイトルとURLをコピーしました