会社の資金約42億ウォン(約4億4000万円)を横領した疑いで、1審で懲役刑(執行猶予付き)を宣告された女優ファン・ジョンウムが控訴を放棄し、刑が確定した。
5日、法曹界によると、ファン・ジョンウムは先月25日、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(横領)の容疑で懲役2年・執行猶予4年の判決を受けたという。ファン・ジョンウム側も、事件を担当した検察側も控訴状を提出しなかった。
刑事事件の場合、宣告日から7日以内に裁判部に控訴状を提出しなければ、刑が確定する。
済州地方裁判所刑事部(部長判事イム・ジェナム)は先月25日、「被告人が会社の資金を横領し、投機的な投資や個人の物品購入に使用したため、罪責は軽くない」としながらも「被害を受けた会社は、被告人がすべての株式を持つ会社であり、会社に損害を与えたとしても、その損害は被告人に帰属すること、他に被害者がいないこと、被害額全額を返済したことなどを考慮し、刑を決定した」と懲役刑を宣告した。
ファン・ジョンウムは2022年、フンミンジョンウムエンターテインメントから資金約42億ウォンを横領した疑いを受けた。同事務所はファン・ジョンウムが100%の持分を所有する家族法人の企画会社で、所属芸能人もファン・ジョンウム1人だけだ。
ファン・ジョンウムは横領した資金のうち42億ウォンを仮想通貨に投資し、残りは財産税、地方税を支払うためのカード代などに使用したと伝えられた。
ファン・ジョンウム側は、裁判の過程で起訴内容をすべて認めたうえで、フンミンジョンウムエンターテインメントから仮払い金の形で引き出して使用した金額をことし5月30日と6月5日の2回に分けて全額返済した、と明かした。
WOW!Korea提供