香川県琴平町にある琴平バスは、11月10日(月)〜12月10日(水)の約1か月間、琴平町にある職住一体型コリビング「コトリ コワーキング&ホステル」にてデジタルノマド向け長期滞在プログラム「Alt_Kotori Digital Nomad Program」を開催する。
町の歴史と賑わいをデジタルノマド誘致で取り戻す取り組み

琴平バス 代表取締役 楠木泰二朗氏
琴平バスは、世界中のデジタルノマドが集うタイ・チェンマイの人気コリビング施設「Alt_」を運営するColiving Concept(コリビング コンセプト)と協業連携を発表。

Coliving Concept社 John Ho氏
また同社は1956年に創業し、地域交通と観光事業を通じて琴平町の発展に寄与してきた。2026年は70周年の節目を迎えるにあたり、国境や文化を超えて人々が集う「デジタルノマドの聖地」への挑戦を推進する目的で、Alt_Kotori Digital Nomad Programを決めた。
琴平町は、江戸時代から一生に一度は訪れたい“こんぴら参り”の地として旅人を迎えてきた歴史がある。しかし、町は消滅可能性自治体にリストアップされ、人口も将来的に半減すると予測されている。観光客数はピーク時は年間約520万人あったが、2019年には約260万人まで減少。平均滞在日数は1.13泊で、短期化が進んでいる。
町の賑わいを取り戻すため、従来の観光依存型のまちづくりにとどまらない新たな取り組みとして、ITを活用して世界を旅する「デジタルノマド」の誘致に至った。
中長期滞在可能なコワーキングスペース併設の宿泊施設
コトリ コワーキング&ホステルは、2024年2月に香川県琴平町にオープンした宿泊施設。コワーキングスペースと宿泊施設を兼ね備え、中長期滞在が可能なのが特徴。宿泊者と地域住民が共に利用できるコミュニティスペースは、子どもから大人まで幅広い世代が集まる。仕事場だけでなく出会いと交流の場所としても賑わっている。
観光名所の金刀比羅宮や門前町へ徒歩でアクセスできる立地の良さに加え、四国各地への交通利便性も高い。施設には常駐のコミュニティマネージャーが在籍し、国際交流のサポートや地域とのつながりづくりを後押しする。
集中・内省・対話で生産性と創造性を高めるプログラム
Alt_Kotori Digital Nomad Programでは、「マインドフルネスを日常の働き方にインストールする」ことがテーマ。集中・内省・対話を通して、自身の生産性と創造性を高める時間を提供する。
毎週月曜のワークショップでは、自己理解と相互理解を深める学びの場を提供し、金曜のコミュニティディナーで一週間の気づきを共有するサイクルを構築する。参加者と地域住民が共にマインドフルネスを実践しながら学び合う。
後半には善通寺でのお遍路体験を実施予定。ワークショップで得た学びを踏まえてお遍路に挑戦することで、より深い自己内省を促す。終了後には、参加者同士が気持ちを分かち合うセッションも設ける。
さらに、参加者と地域住民が集まる「ファミリーミーティング」を定期的に開催。アクティビティの提案や滞在時の改善点を共有し合う。観光だけではなく、地域の文化や人々との深いつながりが育まれる滞在体験を目指している。
国境や文化を超えて人が集まる、デジタルノマドの聖地を目指す琴平町の取り組みに注目だ。
■Alt_Kotori Digital Nomad Program(Alt_Popup in Japan)
期間:11月10日(月)〜12月10日(水)
会場:Kotori Coworking & Hostel 琴平
住所:香川県仲多度郡琴平町720-15
主催:琴平バス
連携先:Alt_(タイ チェンマイ)
コトリ コワーキング&ホステルHP:https://www.kotori-japan.com
(淺野 陽介)
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