東京都三鷹市に拠点を置く日本障がい者スイミング協会は、多摩障害者スポーツセンターにて、障がいのあるスイマーと支援者が一堂に会する水泳発表会を、11月24日(祝・月)に開催する。観覧は無料だが事前の申込が必要だ。
開催趣旨
同発表会は、療育水泳教室に参加している人々が日頃の練習成果を発表するとともに、障がい者スポーツの理解促進と交流を目的としている。
障がいを持つスイマーが自らの力と挑戦の成果を披露する場を設けることで、本人の自信・達成感を育むとともに、地域・社会に向けて「障がい者スポーツも日常の一部で街づくりである」ことを発信する。
また、支援者・家族・地域住民の交流の機会とし、共に支え合う環境づくりを目指す。
発表会の特徴
参加する年齢層は、子どもから成人まで幅広い。従来のクラス分けに該当しない人も参加できるほか、介助者や介助方法の規制なく参加できるため、初めて参加する人も、複数介助が必要な障害の人も参加できる。
また、競技ルール変更に伴い参加ができなかった種目に挑戦できることや、パラ水泳競技会にない種目に参加できることも特徴だ。
プログラム
発表会当日は、まずパラアーティスティックスイミングを披露。次に、従来の種目に捉われず参加できるスイム記録会を実施する。スイム記録会の内容は、クロール、バタフライ、平泳ぎ、背泳ぎ、自由形、個人メドレー、リレー等だ。
そして、安全スイム体験会、水球・ボールコーナー、リラクゼーションコーナー、水鉄砲コーナーなどのレクリエーションを実施する。
レクリエーションを含め、各種目後に、参加者への表彰式(賞状・メダル授与)が行われる。なお、過去の発表会の様子はYouTubeで公開されている。
日本障がい者スイミング協会について
日本障がい者スイミング協会は、水泳選手と福祉現場での経験を生かし、障害のある人や子どもに対し、水泳を通じた療育支援を実施。代表の酒井泰葉氏は、現在、都内国立大学大学院にて障害者水泳の研究をしている。
同協会では、障害児者が社会で自立しやすくなる力を育て、周囲の理解を広げる活動を展開。身体・知的・発達・難病など多様な障害や年齢に応じて、マンツーマンで支援し、競泳だけでなくアーティスティックスイミングや水中リラクセーションなども取り入れ、特性に合わせて水中活動を楽しめるよう工夫している。
また、水泳技術の向上だけでなく、水中で体の使い方を学ぶことで、日常生活の動作改善にもつなげている。
子どもから大人まで、日頃の練習の成果を披露するとともに、交流の場でもあるスイミング発表会をチェックしてみては。
■開催概要
開催日:11月24日(祝・月)
時間:開始午前10時30分/終了午後1時(予定)
会場:多摩障害者スポーツセンター
住所:東京都国立市富士見台2丁目1−1
観覧:無料/事前申込制
注意事項:健康状態・競技規則に基づく参加資格、会場内の安全確保、マスク・手指消毒実施など
問い合わせフォーム:https://jpasa.net/contact
過去の発表会の様子(YouTube):https://www.youtube.com/watch?v=-bkhhaFl1wM
(Higuchi)
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