「取材レポ」THE BOYZ 「THE BOYZWORLD TOUR in JAPAN」大盛況! 情熱が解き放たれ、THE Bと一つに!

取材レポート/TOPICS/PHOTO

10月4日・5日の二日間に渡り、京王アリーナTOKYOにて「THE BOYZWORLD TOUR in JAPAN」が開催された。THE BOYZは今年の12月でデビュー9年目に突入。“パフォーマンス職人”という異名を持つ彼らが、これまでの代表曲や新曲、ユニットステージなどを通してTHE BOYZ独自の高いパフォーマンス力を披露し、日本のTHE B(ファン名)と特別な瞬間を過ごした。本記事では、4日の公演をレポートする。

開演時間ぴったりに会場が暗転し、場内に鋭くも重厚なサウンドが広がる。まるでTHE BOYZとTHE Bが運命的に引き合う物語の序章を描くかのように「You and I」が流れ、THE BOYZの登場を待つファンの期待は高まっていった。
拡声器型のペンライトが真っ赤に輝き、会場全体が高揚感に包まれる。その瞬間、ステージ中央のビジョンに大きなボックスが浮かび上がり、爆音と共に轟音のように炸裂。ファンの歓声が一気に会場を飲み込む。ビジョンには次々とメンバーの姿が映し出され、オープニング映像が幕を開けた。
「Operation:Set The Braze」の文字が浮かぶと、暗闇の建物の中を駆け抜けるメンバーの姿が画面に映し出され、“10、9、8…”とカウントダウンが始まる。メンバーが建物を去り、“4、3、2…1”の瞬間、建物が爆発! ビジョンが開くと、スモークに包まれながらステージにゆっくりと現れるメンバーたち。観客の歓声は最高潮に達し、ライブの熱気が一気に会場を支配した。

THE BOYZの情熱が解き放たれると、炎が燃え上がる映像をバックに、アップテンポなリズムとエネルギッシュなサウンドが魅力の「TRIGGER(導火線)_Rock ver.」のステージがスタート。メンバーの力強いダンスが繰り広げられると、ファンの掛け声にも力が入り、会場のボルテージも急上昇。ビジョンにメンバーのクローズアップが映し出されると、その熱い視線にファンの歓声もさらに大きくなった。
続いて、「I’m the stealer!」と声を張り上げて始まる「The Stealer_Rock ver.」では、ブルーのライトが会場を包み込む中、ガラスが割れる映像演出と共に覇気あふれるステージが展開され、「MAVERICK_Rock ver.」へと続く。パワフルなヴォーカルと重厚感のあるサウンド、勢いを増す力強いダンスパフォーマンスに、ファンの掛け声も一段と大きくなり、ケビンが会場に向けて耳に手を当ててファンの大きな声を聞くと、満足げな笑みを浮かべる姿も。
3曲続けて熱いステージを披露すると、ジェイコブが「東京、こんにちは!」と元気いっぱいに叫び、ファンも大きな歓声で応える。「会いたかったです」と日本語でTHE Bとの再会の喜びを伝えると、メンバーは東京到着後のエピソードも明かした。ジュヨンは「俺、昨日バスケットしました。突然、体の大きな学生さんに『お兄さん、一緒にやりませんか』と言われて、すぐにやって勝っちゃいました」と、初めて会った人たちとバスケットを楽しんだことを明かし、ヨンフンは「ソヌさんとジェイコブさんとポケモンカードを引きに行って、1位を引きました」と自慢。ニューは「キューと一緒にご飯を食べました。スパゲティとステーキとハンバーグ」と話すと、「ブタですよね(笑)」と日本語で言われると、すんなり「そうです」と認めて大食いをアピールするなど、軽快に話し、会場は笑い声と歓声に包まれた。

ジュヨンが「次の曲は気を付けてください。なぜなら、カッコ良すぎて危ないから」とファンの期待を煽ると、花道を移動しながらセクシーな魅力を炸裂。まさに危険なほどの魅力で、ファンを夢中にさせた。
ホイッスルサウンドで始まる「ROAR」では、しなやかさと力強さを兼ね備えたダンスパフォーマンスで会場を熱気に包む。ビジョンに映し出される雲間の雷と壮大なブラスサウンドが響き渡る中、メンバーはメインステージに戻り、一列に並んで佇む。
スポットライトがニューに当たると、「Ain’t Salty」のステージがスタート。消えることのない愛を、メンバーの熱い歌声と徐々に高まる感情を乗せた情熱的なダンスで表現。最後は暗闇に消え、次の演出への期待感をさらに高めた。

ステージに登場したのは、ソヌとエリックのスペシャルユニット。オレンジのライトに包まれながら、「Honey」を披露。花道を軽快に歩き、ファンにマイクを向けてステージを全力で楽しむ姿に、会場も熱気に包まれた。
続いて、花道の先にある中央ステージにケビン、ジェイコブ、ジュヨンが合流し、「Feel The Bass」をパフォーマンス。高速ラップと魅惑的なヴォーカルでファンを虜にし、曲の最後にジュヨンが「I Feel The Bass」と決めると、悲鳴のような歓声が会場に響き渡った。
メインステージに戻ると、ヒョンジェ、ヨンフン、キュー、ニューも合流し、「bAd」のステージへ。クールでスタイリッシュなビートに乗せ、軽快なステップと笑顔で会場を揺らす。メンバーたちは「たのしー! たのしー!」と日本語で感想を伝え、ファンとの一体感を楽しむ。
ジュヨンは「一生懸命応援している人はハグしてあげます」と告げ、エリックは「僕は一番盛り上がっている人に頭ポンポンしてあげます」と宣言。「今から近くに行きます!」と告げると、「Break Your Rules」のステージが始まり、メンバーは客席に降りてファンと急接近。手を振ったりハートを送ったり、さらにハイタッチまで行うファンサービスに、会場は大興奮。
続く「Hurt Me Less」では、メンバーが客席を歩きながら歌い、ファンから贈られたぬいぐるみやカチューシャを手に戻ってきた。その手にはファンの愛情がいっぱいに詰まっており、ステージ上でもファンとのかけがえのない時間を心から楽しんでいるのが伝わった。
中央の円形ステージに座ったメンバーは「Nectar」を披露。ミディアムテンポの柔らかいサウンドと、温かみのある歌声、優しい笑顔が会場に広がり、紙吹雪が舞う幻想的な演出で観客を包み込む。ファンも声を揃えて「Nectar!」と歌い、一体感が生まれた。
さらに会場を熱くしたのは、「함께라서눈부셨던,서툴지만아름다운(一緒だから眩しかった、不器用だけど美しい)」 のステージ。キューはギター、ヨンフンはベース、ケビンはキーボード、ジェイコブはドラムを演奏し、歌やダンス以外でもファンの視線を釘付けに。そこへニューが颯爽と登場し、ヴォーカルとして加わると、「みんな叫べ!」と日本語で呼びかけ、会場を盛り上げる。清涼感あふれるポップロックサウンドに乗せて、「不器用でも一緒なら笑って進むことができる」というメッセージを届け、爽やかな風が会場を包み込んだ。

(2ページに続く)

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