
「TOU BASIC」茶碗 -並白-
フードゲートは、信楽の土を活かして開発した業務用食器ブランド「TOU(トウ)」の一般販売を8月よりオンラインストアにて開始した。
信楽の土にこだわり熟練の陶工が仕上げる土の器
「TOU」は、日本人が昔から使い続けてきた「土」からできた器。中でも多くの陶芸家から評価されてきた信楽の土にこだわり、その土を受け継ぎながら、ただの伝統の再生産ではなく、今の暮らしに合った形へと生まれ変わった。熟練の陶工が丁寧に焼き上げることで、血色の良い人肌のような表情を持つ、明るく温もりのある陶器だ。
プロの使い手目線から開発された業務用食器であり、飲食店の多種多様な要求に応えるために改良を重ねた結果、料理を引き立たせる洗練された風合いと高い耐久性を実現している。
今回、一般の人も「TOU」が購入できるECサイトが完成し、一般向けの販売をスタートした。一般家庭での日常的な利用にも向いており、料理をつくるさまざまな人の創造性を高めてくれる。
信楽の土を活かしつつ独自開発した強化粘土も使用
「TOU」には、「TOU BASIC」と「TOU Meister」の2シリーズが用意されている。

「TOU BASIC」は、「軽い・薄い・重なる・強い」を実現したオリジナルデザインのシリーズで、信楽の伝統と革新が融合した土の器。手に取れば軽く、口にすればなめらかで、毎日気負わずに使える丈夫さがある。どんな料理や食卓にも、すっと自然になじむ。
「気を使わずに毎日使える土の器を届けたい」と願い、信楽の強化陶器の技術をもとに、土の温かみと釉薬の豊かな表情を両立させた。伝統との向き合い方に悩みながらも、職人の力を借りて試行錯誤を重ね、5年以上かけてようやく形になった。
高度な窯業技術と熟練の手仕事により、ひとつひとつ丁寧に仕上げた、深みのある味わいで温かみのある質感。軽くて扱いやすく、重ねてコンパクトに収納可能。電子レンジや食洗機にも対応している。なめらかな釉薬で汚れが付きにくく、ストレスなく洗えるのも魅力。「土の器は重くて扱いにくい」というイメージを変え、毎日のごはんを自然に引き立ててくれる存在だ。
信楽の伝統を受け継いだ熟練陶工の器

「TOU Meister」は、「出会う 使う 馴染む」をコンセプトにしたシリーズで、信楽の伝統を受け継いだ熟練陶工の器。人工的な着色料を使用せず、天然の素材だけで作られた釉薬を用いており、器には土の風合いがそのまま残されている。
無駄な装飾が少なく、飽きのこない器であることも特長。どの器も、ひとつひとつが出会いを感じられるよう丁寧に作られており、使い込むほどに手になじむ。飲食店での使用実績も豊富で、業務用としての耐久性にも定評がある。
また、それぞれの窯元が持つ個性豊かな器が、釉薬ごとにコレクションされており、緋色、鉄赤、伊良保、粉引き、青絵、黒灰、ビードロ、織部、飴釉など、多彩な色調が料理に豊かな表情を添えてくれる。
信楽の土と釉薬の絶妙なバランス
釉薬(ゆうやく)は、「うわぐすり」ともいい、素焼きの器に施される。焼成によってガラスとなり、強度を増し水をはじく機能をもたらす。
土と釉薬の関係は、料理でいう素材と味付けのようなもの。焼き物の産地は狭いコミュニティで成り立っており、陶工たちは互いの釉薬の個性を尊重するため、絶妙なバランスで産地全体が美しい旋律の釉薬のバリエーションを持つことになる。こうして培われた窯業産地のネットワークを背景に、「TOU」ではその釉薬のバリエーションを総合的に取り揃え、食卓にさまざまな表情を届けている。
「作り手」の美学と信楽の技術

信楽の地には今もなお、ひっそりと器づくりに励む作り手たちが暮らしており、世代を超えて技術を継承し、それぞれが得意な成形方法や釉薬を持ち、個性あふれる器を生み出している。

「TOU」が大切にしているのは、「作家」ではなく「作り手」としての誇り。作家が名前を出して売るのに対し、作り手はあくまで地場産業の分業の一つのプロフェッショナル。その表現は控えめでありながら、料理人と同じく、“主役は素材”という思いを込めて器をつくっている。
信楽の土を活かした器「TOU」を、この機会に日常の食卓でも楽しんでみよう。
TOU公式Instagram:https://www.instagram.com/tou.direct/
TOU:https://tou.direct
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(山本えり)
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