テプンのようなイ・ジュノ(2PM)にとって信じられるのは自分だけ…商社マンとして飛翔するしかない理由は?=「テプン商事」きょう(1日)7話

ドラマ

テプンは、自分だけの風で、世の中を引っ張っていくだけで、決して揺れない。そのため、テプンのようなイ・ジュノにも、あらゆる波風が吹き荒れても心配はない。彼には、折れない商社マンの根性と信念、そして、テプンのような能力値があるからだ。

tvN土日ドラマ「テプン商事」のカン・テプン(イ・ジュノ)は、危機が迫るほど、さらに引き締まる。挫折より希望、落胆より解決が先であるうえに、座り込むより前に走りながら、ついに突破口を見いだす行動派テプンの態度は、視聴者に“テプンの活躍”を期待させる原動力となっている。

テプンに危機対応力の源泉は、物語でも著しい。生まれつきの直感と観察力。高級輸入生地を納品することにしたテバン繊維のオフィスで、一目で見抜いた電話線、空の用紙箱、厚いダウンジャケットを着た職員の姿だけで、不渡りを感知した。

生地の保管倉庫が見つからなかった時は、からんとしたインチョン(仁川)港の駐車場を見るやいなや、臨時倉庫のアイデアを思い浮かべた。オ・ミソン(キム・ミンハ)の生返品計画を聞いた時は、為替レート上昇により、損失ではなく利益であることを証明し、返品が拒絶される場合に備えた“市場半額戦略”まで出した。不利な条件でも、自らで道を作り出す感覚が、彼だけの生存方式だ。

また、契約書単位の未記載を逆利用して、「ピョサンソン」社長のピョ・パクホ(キム・サンホ)のミスを誘導し、残った生地を原価の3倍に転売して、逆転劇を完成した場面は、テプンの勝負師気質を証明した。続けて、プサン(釜山)では、「シュバク」安全靴の価値を一気に調べ、「ものを見る目」もやはり、兼備したことを立証した。

何より、彼にとって最大の力は、人に対する信頼。悪徳サラ金業者のリュ・ヒギュ(イ・ジェギュン)に、すべてを失った「シュバク」社長のパク・ユンチョル(チン・ソンギュ)を無視できず、両眼を担保にして7千個を売って、1億ウォン(約1千万円)を返すという決断は、商社マンとしての信念であり、人間カン・テプンの本能だった。

その信念を証明するため、テプンは、「いつかは、映像を見ながら物を買う時代が来る」という未来を見通して、直々に計画した、PR映像を製作し、外国のバイヤーにビデオテープを回しながら、積極的な宣伝に乗り出した。アックジョン(狎鴎亭)時代のダンスの実力まで動員し、安全靴の性能を、自ら証明した彼の感覚は、時代を先取りした先駆案だった。
(2ページに続く)

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