M＆A・事業承継支援プラットフォーム「BATONZ(バトンズ)」を運営するバトンズは、茨城県水戸市にある「魚菜遊膳 さくら亭」のあとつぎ公募を開始することを発表した。
「魚菜遊膳 さくら亭」のストーリー
茨城県の水戸駅から車で5分ほどのところにある寿司屋「魚菜遊膳 さくら亭」。店主の櫻井さんは1982年、26歳の時に店をはじめ、約40年にわたり事業を続けてきた。
櫻井さんは、茨城県大洗町にある実家の近くには卸売市場があり、学生時代から家族のために夕食を作ったり、市場の魚屋で配達の手伝いをしたり、料理や魚が身近にある環境で育ったそう。
卒業後すぐに埼玉県内の寿司屋での3年間の見習いを経て、東京赤坂の寿司屋で修業。同店の人気メニューでもある卵焼きは、寿司屋で学んだ知識と技術をベースに、櫻井さんが長年かけて創り出した至高の一品だ。
寿司職人として一人前になった頃、奥様と結婚。奥様の実家の空きスペースで「鮨処 櫻井」を開業した。他の寿司屋との差別化を図るため、当時弁当を作る寿司屋はほとんどいない中、弁当事業をスタート。注文のあった近隣の事業所へ、昼食として弁当を配達するサービスが好評を博し、店は大きく成長した。
その後は、近所の高校から弁当の注文が来るなど人気は衰えず、最盛期には1日400個もの弁当を製造するようになったそう。このタイミングで弁当事業も軌道に乗ったことから店名を「魚菜遊膳 さくら亭」に変更。この弁当事業は、現在も櫻井さんと奥様で続けており、アスリート向けの弁当製造など多角的に事業を展開している。
ランチバイキングの様子
その後、店舗が水害の被害を受けたこともあり、2004年に今の場所に店をオープン。コロナ禍以降は夜の営業をやめて、昼のみ営業している。1,000円で食べられる惣菜バイキングや、550円の中落ち丼などを提供しており、リーズナブルでおいしいランチが食べられると評判になっているという。
新しいことにチャレンジできる人を募集
今年71歳になる櫻井さん。事業承継を考えるようになったきっかけは、年齢と体力的な問題からだったそう。家族は飲食とは別の仕事をしているため、あと5年くらいは自身で事業を続けられるものの、その後店を継いでくれる人を今から探さないといけない、と考えるようになったという。
性別や年齢・スキルについては特に制限が無く、飲食経験がある人はもちろん、なくても料理好きな人であれば歓迎とのこと。寿司を握った経験が無くても、櫻井さんがゼロから技術を教えてくれるそうだ。
櫻井さんが、あとつぎを探すにあたって最も重視しているのは、店を継いだ後にどんなことをやりたいか、といったビジョンの部分。「店を継いだ後は、なんでも好きなことをやってほしい」と語る櫻井さん。
例えば、お寿司とフランス料理を組み合わせたメニューを考えるなど、固定観念に縛られず、新しいことにチャレンジしてほしいと考えている。そのため、自らどんな店を作りたいというビジョンがあり、それに向かって努力できる人に継いでもらいたいと考えている。
そして「あとつぎの方には自由にお店を経営してほしい一方で、1つだけどうしても引き継いでほしいメニューがあります」と語る櫻井さん。それが修業時代に赤坂の寿司屋で作り方を受け継いだ、こだわりの卵焼きだ。
櫻井さんが作る卵焼きは多くの客から好評を得ており、種類も通常のものからエビを混ぜたもの、白身魚が入っているものなど、バリエーションに富んでいる。
レシピや美味しく作るコツについては櫻井さんが教えてくれるため、経験が無くても熱意さえあれば習得できる環境が整っている。
「BATONZ」について
バトンズは、「誰でも、何処でも、簡単に、自由に、M＆Aができる社会を実現する」ことをビジョンに掲げ、あらゆる会社/事業のバトンタッチを実現している。
「BATONZ」は、専門家サポートとDXを組み合わせた最先端のM＆A支援サービスの提供により、累計成約件数・総登録案件数・成約件数において業界シェアNo.1(*1)のM＆A・事業承継支援プラットフォームだ。
「魚菜遊膳 さくら亭」のあとつぎ公募をチェックしてみては。
案件の詳細：https://batonz.jp/sell_cases/72186
「BATONZ」HP：https://batonz.jp/
*1 M＆Aプラットフォーム市場における累計成約件数・総登録案件数・成約件数2021～2023年度(見込値を含む) No.1 出典：デロイト トーマツ ミック経済研究所 2023年発刊「国内ビジネスマッチングプラットフォーム市場の現状と展望【2023年版】」(mic-r.co.jp)
※本記事の内容は11月3日(月・祝)時点のもの。最新情報や詳細情報は交渉内で確認を
(Higuchi)
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