「保育博2025」に日本ライフラインが出展。乳幼児救命の「実践型ワークショップ」実施

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医療機器の専門商社である日本ライフラインが、11月20日(木)・21日(金)に、東京都立産業貿易センターで開催された保育・教育ビジネス&サービス見本市「保育博2025」に出展。

未就学児と成人の両方に迅速に対応可能なAED「カーディアックレスキュー RQ-6000」を展示するとともに、実際の救命シーンを想定した実践型ワークショップを開催した。

現場からは安全管理について不安の声も

近年、保育施設における安全管理への社会的要請はかつてないほど高まっている。しかし、現場からは「いざという時、小さな子供にAEDを使ってよいのか迷う」「大人と子供で対応を変える余裕がない」といった不安の声が聞かれることも事実だという。

大人・未就学児兼用のAED

日本ライフラインは、医療現場で培ったノウハウを活かし、こうした現場の「迷い」を払拭し、自信を持って行動できる環境づくりを支援するため、今回の出展およびワークショップを企画。

同社のブースでは、スイッチ一つで「未就学児モード」と「小学生~大人モード」を切り替えでき、別途小児用パッドを購入・交換する必要がないAED『カーディアックレスキュー(RQ-6000)』(※)が展示された。

『カーディアックレスキュー(RQ-6000)』では、音声ガイダンスに加え、LEDランプの点滅で操作手順を視覚的にガイド。初めての人でも迷わず使用できる。毎日自動でセルフテストを行い、いつでも使用可能な状態を維持しているのも特徴だ。

来場した保育園経営者や保育士からは、「電極パッドを交換する手間がなく、スイッチだけで切り替えられるのはパニック時でも安心」「職員(大人)と園児(子供)、どちらの万が一にも一台で備えられるのが合理的」といった、実運用を見据えた具体的な評価を多数得たという。

訓練用AEDとマネキンを使用した実技体験を実施

AEDワークショップでの実習の模様

また、会期中の11月20日(木)には、AHA(アメリカ心臓協会)認定BLSインストラクターである、日本ライフライン社員・鈴木瞳さんを講師に、無料講習会を実施。

AEDワークショップでの実習の模様

講習会は座学にとどまらず、訓練用AEDとマネキンを使用した実技体験を中心に行われ、参加者は、乳幼児の身体的特徴を踏まえた胸骨圧迫の強さやリズム、AED操作の連携などを真剣な表情で体験した。

質疑応答では、現場のリアルな悩みに関する質問が相次ぎ、「知識として知っている」段階から「現場で使える」段階へレベルアップしたいという強い意欲が感じられたようだ。

鈴木瞳さんは、「今回の講座では、参加者の皆さまが一つ一つの内容に丁寧に向き合い、真剣に取り組まれる姿がとても印象的でした。現場で起こりうる場面を想像しながら学んでいただけたことは、子供たちの安全を守る大きな力になると感じています。今回の学びが、日々の保育における判断や対応の質をさらに高め、より安心して過ごせる環境づくりにつながれば幸いです」とコメントしている。

日本ライフラインについて


今回、「保育博2025」に出展した日本ライフラインは、心臓疾患の治療に関連する医療機器のスペシャリスト。1981年に「海外の最先端の医療を日本に届けたい」という想いから心臓ペースメーカの輸入商社として創業した。

1999年からは「国内の医療ニーズにもっと応えたい」という想いから医療機器メーカーとしての歩みも始め、不整脈治療で使われる電極カテーテルや大動脈疾患の治療で使われる人工血管などで、オンリーワンの自社製品を医療現場に提供。現在は、新たな領域である「構造的心疾患」への参入、自社製品のグローバル展開、自社の独自技術を活用したOEM事業の拡大にも取り組んでいるという。

海外の最先端のテクノロジーを持つ仕入商品と、医師のニーズに細かく応える高品質な自社製品を組み合わせ、時代の変化を捉えた事業ポートフォリオを組めることが、同社の競争力の源泉。機能の区別を問わず「最新最適な医療機器を患者様のもとに早くお届けすること」こそが、医療現場と患者にできる同社の貢献であり、社会的使命だと考えているとのことだ。

今後も、安心・安全な社会づくりに貢献

また、「保育博2025」での反響を受け、日本ライフラインは、改めて保育・教育現場における救命インフラ整備の重要性を再認識したとのこと。今後も、AEDの普及・啓発活動はもちろん、現場の人々が自信を持って一次救命処置を行えるよう、「ハード(AED)」と「ソフト(教育・訓練)」の両面から、安心・安全な社会づくりに貢献していくとしている。

保育現場で高まる安全意識に注目するとともに、現場で即応できるAED活用術の向上にも期待しよう。

日本ライフラインHP:https://www.jll.co.jp

(※)医療機器承認番号:22600BZX00521000

(佐藤ゆり)

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