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©2025 佐内正史
東京・代々木八幡のVacant/Centreは、写真家・佐内正史氏の展覧会「展対照 第二部|Tentaishow Part 2」を、2月14日(金)〜3月10日(月)の期間開催する。入場料は無料だ。
佐内正史氏について
佐内正史氏は、1968年静岡生まれの写真家。1995年第12回キヤノン写真新世紀優秀賞受賞、1997年に写真集『生きている』(青幻舎)でデビュー。2003年、写真集『MAP』(佐内正史写真事務所)で木村伊兵衛写真賞を受賞。2008年に自主写真レーベル「対照」を立ち上げ、これまでに数多くの写真集を発表している。
国内外で展示やライブパフォーマンス行うほか、曽我部恵一氏とのユニット「擬態屋」で、佐内氏の詩と曽我部氏の音合わせをしたサウンド作品『DORAYAKI』(2021年)をリリース。2024年には映画『i ai』(監督・脚本:マヒトゥ・ザ・ピーポー氏)の撮影を手掛けるなど、多方面に活動を続けている。
主な個展は、「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、「ラレー」NADiff a/p/a/r/t(東京、2012年)、「対照 佐内正史の写真」川崎市岡本太郎美術館(神奈川、2009年)など。
主なグループ展には、「日常のなかの予期せぬ素敵な発見」東京都写真美術館(東京、2023年)、「2020 Seoul Photo Festival: Unphotographical Moment」ソウル市立北ソウル美術館(ソウル、2020年)などがある。
『展対照』の第二部として開催
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©2025 佐内正史
自主写真集レーベル「対照」から多くの写真集を出版してきた佐内氏。今回の展覧会は、その出版物からセレクトした写真作品の展示販売を行う、Vacantでの展覧会シリーズ『展対照(てんたいしょう)』の第二部となっている。
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©2025 佐内正史
昨年の第一部に続き、今回は最新の写真集『写真がいってかえってきた』を中心に、『ARCA』(2008)、『パイロン』(2011)から選ばれた作品が並ぶ。佐内氏のアトリエで一枚一枚手焼きされる美しい写真プリントは、展対照特注の額装に収められる。
写真という存在の意味や意義が劇的に変化したこの数十年のあいだにも、佐内氏は一貫して「写真」を撮り続けてきたという。いま一度、写真へとかえっていくその道程では、どのような風景と言葉が導き出されるのだろうか。
「Vacant」について
「Vacant」についても紹介しよう。
ある空間を「場」へと変容させる、文化的な営みの考察と実践のため、2009年に東京・原宿にプロジェクトスペース「Vacant」が、オープン。10年間の活動を経て、2021年に新たな拠点「Vacant/Centre」が設立された。Centre/Multiple/Worksを活動の軸として、多様な 「場づくり」(=Place Design)を進める。
「展対照 第二部|Tentaishow Part 2」に足を運び、佐内氏の作品を鑑賞してみては。
■展対照 第二部|Tentaishow Part 2
日時:2月14日(金)〜3月10日(月)13:00~18:00
オープン:金~月
会場:Vacant/Centre
住所:東京都渋谷区元代々木町27-6
詳細:https://www.vacant.vc/event/tentaishow2
(ソルトピーチ)