三優堂は、常陸國總社宮祭礼の獅子・山車・ささら行事保存会との間で、業務提携を開始することを発表した。この提携は、茨城県石岡市で毎年開催される「常陸國總社宮例大祭」のさらなる魅力発信と、伝統文化の継承・発展を目指すもので、観光サイト「石岡のおまつりの魅力」を通じて、新たなお祭りの魅力の発信と石岡市の発展に寄与するためのものだ。
「石岡のおまつり」について
「石岡のおまつり」は、石岡市にある常陸國總社宮の例大祭で、正式には「常陸國總社宮例大祭(ひたちのくにそうしゃぐうれいたいさい)」と呼ばれる。毎年9月15日と敬老の日の最終日を含む3日間開催され、関東三大祭りとも呼ばれている。創建1000年を誇る常陸國總社宮の最も重要な祭りであり、茨城県最大のお祭りだ。
毎年50万人以上の観光客が訪れ、12台の豪華絢爛な山車、30台以上の幌獅子などの祭礼風流物を見ることができる。
提携に至った経緯
観光サイト「石岡のおまつりの魅力」は、三優堂が2018年に立ち上げたサイト。石岡市の人口が減少を続ける中で、「石岡のおまつり」の賑いも以前と比べると寂しくなり、なんとか以前のような賑わいを取り戻したいとの想いから、お祭りを愛する有志が無償で構築し、更新を続けていたという。
2020年、2021年はコロナ禍で「石岡のおまつり」は中止となったが、2022年から再開。近年サイトのアクセス数が急増し、さらなる活用を目指して、常陸國總社宮祭礼の獅子・山車・ささら行事保存会と業務提携をする運びになった。
常陸國總社宮祭礼の獅子・山車・ささら行事保存会は、9月に開催される「石岡のおまつり」を主催する組織であり、文化財である祭礼を運営・保存・伝承する組織だ。
提携の内容と目的
今回の提携により、石岡の歴史あるお祭りの伝統を国内外のより多くの人々に知ってもらうため、オンラインでの広報活動を強化。また、保存会と連携し、獅子・山車・ささら行事に関する知識や技術を、次世代へ伝える活動を推進する。加えて、石岡市への観光誘致を目的に、情報発信やイベント企画を共同で行う。
これらの取り組みにより、これまでよりも迅速に、祭礼情報の更新やお祭りの魅力の発信をすることが可能になる。
また今後は、「石岡のおまつり」に関わる飲食店や祭礼用品の店舗などの取材を通して、より多くの人に、石岡市と「石岡のおまつり」の魅力を知ってもらえるよう活動を継続していくとしている。
三優堂 代表・赤津陽一氏のコメント
三優堂の代表・赤津陽一氏は、以下のようにコメントしている。
「『石岡のおまつりが好き』『石岡のおまつりをもっとたくさんの人に知ってもらいたい』という想いだけで、構築したサイトが主催者に公認いただき、共に石岡のおまつりを盛り上げるために活動できるということが感無量です。これからも、一人でも多くの方に『石岡のおまつり』の魅力を知っていただくために発信を続けてまいります」
この機会に、三優堂の常陸國總社宮祭礼への取り組みや、観光サイト「石岡のおまつりの魅力」に注目してみては。
観光サイト 石岡のおまつりの魅力URL： https://ishiokamatsuri.com
(yukari)
