東海旅客鉄道(以下、JR東海)は、「そうだ 京都、行こう。」の新たな取り組みとして、「京都サステナツーリズム」を本格始動した。
1200年を超える歴史を紡ぐ京都では、美しい自然や建築はもちろん、長い歳月をかけて磨かれてきた⾵⼟と⼈の歴史が息づいている。「そうだ 京都、行こう。」でも、30年以上にわたってその魅力の発信に取り組んできたが、地域の環境・文化・経済の保持と育成にさらに力を入れるべく、新しい旅の在り方である「サステナブルツーリズム」を深く知ってもらうための特設サイトを公開した。
未来につながる旅のありかたを発信
サステナブルツーリズムとは、訪問客、産業、環境、受け入れ地域の需要に適合しつつ、現在と未来の環境、社会文化、経済への影響に十分配慮した観光(国連世界観光機関より)のこと。
特設サイトでは、オーバーツーリズムへの配慮やサステナブルな京都旅プランを含め、地域社会と旅行者に寄り添い、未来につながる旅のありかたを発信していく。また、サイト公開の第一弾として、プラントハンターの西畠清順さんのインタビュー記事の公開および、建仁寺塔頭西来院でのトークショーも実施する。
サステナブルツーリズムプランをチェックしていこう。
4月26日(土)、植物の魅力を伝え続けるプラントハンターに話を聴ける「【“蘭”に出会う寺・西来院】プラントハンター西畠清順トークショー」を建仁寺塔頭西来院で実施。
長らく非公開であった京都祇園「西来院」が2024年春に公開を再開した。公開に向け、お寺のシンボルとなった「枝垂れもみじ」や「蘭」の植樹をした西畠清順氏によるトークショーを、通常拝観後に貸切で開催。植物を求め、世界各国を飛び回っている西畠氏のトークショーは必見。お寺のライトアップとともに、楽しむことができる。
office N seijun代表取締役の西畠清順氏は、世界中を旅して植物を収集し、様々なプロジェクトに応じて植物を届けるプラントハンター。2012年にそら植物園を設立し、数々の植物の国際取引やプロジェクトに携わる。近年office N seijunを創業し、自然・環境に関わるコンサルティング業務やベンチャー会社の立ち上げなど、活動は多岐にわたる。
4月19日(土)・20日(日)には、京都の伝統野菜である「京たけのこ」の収穫を体験できる「京都西山“大原野”の『京たけのこ』掘り体験ツアー」を京都西山大原野で開催。
「たけのこ」は春を代表する旬の味覚だが、同プランでは、「京たけのこ」の産地のひとつである大原野で地元農家とたけのこ堀りを体験できる。収穫した新鮮なたけのこの試食もでき、持ち帰りできる贅沢なツアーとなっている。同プランは、「EX旅先予約」で発売。
通年で楽しめるプランも登場
また、市場に出回らなかった宇治茶を、「観賞用植物」として見た目と香りを楽しむ「宇治茶香る工房で『茶和花』の制作体験+選べる宇治茶グッズ付」や、
EXサービス限定プラン「【和のアロマポット】茶香炉の『茶葉』制作体験+選べる宇治茶グッズ付」にも注目だ。いずれも3月1日(土)~通年の木・土・日のみ、茶和花 京都宇治で開催される。
さらに、3月1日(土)~通年で、嵐湯 祇園別邸では、綺麗なうちに廃棄されてしまう「ロスフラワー」を再利用した「【京都祇園】足湯カフェ×四季折々のお花の足湯「雅」(30min.コース)」が体験できる。EXサービス限定で嵐湯オリジナル入浴剤を用意。
そのほか、4月12日(土)・13日(日)、瑠璃光院で、骨董や現代作家の器にいけられた春の野山に咲く花たちを鑑賞する「非公開茶室にて抹茶を楽しむ 瑠璃光院を彩る『なげいれ』の花の世界」を実施。茶花を原点とし、自然の草花のありのままの姿をいかす「なげいれ」は、形式にとらわれず自由に花を楽しむことができる生け花の手法。同プランでは、「緑蔭花 横川志歩 なげいれ花の教室」の人々による花に彩られた春の瑠璃光院の拝観に加え、通常非公開の茶室で抹茶を味わえる、EXサービス限定プランとなっている。
プランの詳細は、京都サステナツーリズム 特設サイトで確認を。それぞれのプランの「プラン詳細ページ」から予約ページに飛ぶ。なお、「EX旅パック」・「EX旅先予約」の申込みには「EXサービス」の入会・登録が必要だ。
この機会に、「京都サステナツーリズム」特設サイトをチェックし、京都旅を計画してみては。
京都サステナツーリズム 特設サイト:https://souda-kyoto.jp/other/sustainable
(ソルトピーチ)