日本パッケージデザイン協会は、2月18日(火)、東京ガーデンパレスで、「日本パッケージデザイン大賞2025」の贈賞式を開催した。
日本パッケージデザイン大賞について
日本パッケージデザイン大賞／JAPAN PACKAGE DESIGN AWARDSは、日本パッケージデザイン協会が主催している、作品を公募して選考するコンペティション。パッケージというデザイン領域のプロフェッショナルたちが集い、作品のデザイン性や創造性を競う。
1985年から隔年で開催、パッケージデザインの社会的地位向上をめざし、優れた仕事に拍手を贈る場を築き、今回で21回目を迎える。生産や流通、環境などの包装材料としての面だけでなく、デザイン的な価値や商品づくりの観点にも重きを置きながら、パッケージデザイナーの目で評価することが大きな特徴となっている。
約1000点の作品から会員審査員と外部の特別審査員による厳正な審査を経て、大賞、部門別に金賞・銀賞・銅賞、特別審査員賞などが選出される。入賞・入選作品は出版物に収録されるとともに、入賞作品は巡回展(東京ほか)にて展示。また、大賞、金賞作品は日本パッケージデザイン協会のアーカイブに現物保管される。
受賞者とのトークセッションも実施
日本パッケージデザイン協会の信藤理事長(左)より、大賞受賞者を代表してポーラの重田くるみ氏(中央)、松本亜弓氏(右)へ贈賞
「日本パッケージデザイン大賞2025」の贈賞式当日は、入賞者を迎え、部門ごとに金銀銅の各賞を審査員長である日本パッケージデザイン協会の信藤理事長が贈賞。
特別審査員賞5点は、佐々木拓氏、津田淳子氏、山下奉仁氏よりそれぞれ贈賞され、コメントもおくられた。(欠席の竹田美織氏、辻愛沙子氏は代理で信藤審査員長より)
大賞は、「ポーラ コスモロジー」。
大賞贈賞後には、信藤理事長の進行で、受賞者の二人とのトークセッションを開催。宇宙をテーマとした開発プロセスなどが語られた。
選出された入選作品、入賞作品のリストは、日本パッケージデザイン協会のHPで公開されているのでチェックしてみて。なお、リスト内の作品表記は順不同で、応募社・クライアント欄の法人格・部署名は省略している場合がある。
名古屋で巡回展を開催
日本パッケージデザイン大賞2025の入賞・入選作品は、2025年5月刊行予定の『日本パッケージデザイン年鑑2025』に掲載される。また、2025年3月より順次、名古屋、大阪、富山、東京にて一部作品の展示を行う予定だ。
3月5日(水)～10日(月)の期間には、「日本パッケージデザイン大賞2025巡回展 ナゴヤ」を国際デザインセンター・デザインギャラリーで開催。入場は無料だ。
会期中の3月8日(土)午後3時ごろ～は、ギャラリートークとして、ギャラリーにて制作デザイナーによるミニプレゼン(デザイン説明)を開催予定。予約不要なので気軽に参加してみよう。
パッケージデザインの業界団体
日本パッケージデザイン協会は、1960年に発足し、2020年に60周年を迎えたパッケージデザインの業界団体だ。
活動は、日本パッケージデザイン大賞(デザインコンペ)、年鑑の発行、展覧会やセミナーの開催、調査研究、国内及び国際交流、広報活動など多岐にわたる。パッケージデザインの価値を伝え、魅力を創出するために、さまざまな形の「場づくり」があり、国際・国内交流から地域での活動まで幅広い。
この機会に「日本パッケージデザイン大賞2025」についてチェックしてみては。
■日本パッケージデザイン大賞2025巡回展 ナゴヤ
日時：3月5日(水)～10日(月)11～19時(最終日は18時まで)
会場：国際デザインセンター・デザインギャラリー
住所：愛知県名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク・デザインセンタービル4階
入場料：無料
詳細：https://activity.jpda.or.jp/seminar_event/4869.html
日本パッケージデザイン協会 公式HP：https://www.jpda.or.jp
(ソルトピーチ)
